釜山・広安里のベーカリーカフェで、選んだジャンボンブールがそのままブランチセットに変わった話

広安里ビーチから一本裏の通りを歩いていたとき、焼きたてのパンの香りに引き寄せられて足を止めました。看板には「House of Bread BB」と書かれていて、ガラス越しに見えたのは、ずらりと並んだバゲットやケーキ、そしてキッチンで忙しく手を動かすシェフたちの姿。気になって入ってみたら、好きなジャンボンブール(フランス式バゲットサンド)を選んで+₩9,900(約1,160円)を追加するだけで、スープもサラダもヨーグルトもドリンクも付いたブランチセットに変わるという仕組みのお店でした。

この広安里ベーカリーカフェがあるのは、釜山広域市水営区の広南路(クァンナムロ)沿い。広安里海水浴場からは徒歩約5分、ビーチフロントの大通り(広安海辺路)から一本内側に入った静かな一角に位置しています。観光客で一年中にぎわう広安里エリアの中でも、ここは地元の住民が日常的に通うような落ち着いた雰囲気の通りです。

基本情報:釜山・広安里「House of Bread BB」の営業時間、アクセス、駐車場・店舗詳細

項目詳細
店名House of Bread BB(ハウスオブブレッドBB)
住所釜山広域市 水営区 広南路165、1階
営業時間毎日 10:00〜22:00(年中無休)
最寄り駅2号線 広安駅 3番出口から徒歩約10分
広安里ビーチから徒歩約5分
駐車場建物裏に専用駐車場あり(カフェ正面横の出入口に直結)
外国語メニューカウンターのQRコードから日本語・英語・中国語メニューを閲覧可能
広安里ビーチ近くにあるベーカリーカフェHouse of Bread BBの外観 釜山水営区

毎朝焼きたて。5人のシェフが作るベーカリー

House of Bread BBの注文カウンターとオープンキッチン 広安里ベーカリーカフェ

店内に入ってまず目に入るのは、オープンキッチンで黙々と作業するシェフたちの姿です。このお店では毎朝5人のシェフが早朝から生地を仕込み、すべてのパンとデザートを当日中に焼き上げています。売り切れなかったものを翌日に持ち越すことはなく、ショーケースに並んでいるものはすべてその日の朝に作られたものです。

House of Bread BBショーケースに並ぶ焼きたてケーキとデザート 広安里

ショーケースの中をのぞくと、具がぎっしり詰まったチャバタ(2個で₩15,000 / 約1,760円)、季節のケーキ、デニッシュ、くまの形をしたキャラクターパンまで、種類の多さに驚きます。メニュー表に載っていないパンもショーケースにひっそり並んでいたりして、ひとつだけ買うつもりが気づけば紙袋がいっぱいになっていました。

House of Bread BBの店内インテリアとメニューポスター 広安里ベーカリーカフェ

日本語メニューが使えるQRコード

House of Bread BBカウンターの日本語対応QRコードメニュー

海外のカフェで一番困るのが、メニューが読めないことではないでしょうか。このお店ではカウンターに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、日本語・英語・中国語のメニューが表示されます。価格も含めてすべて日本語で確認できるので、指差しやジェスチャーに頼る必要がありません。韓国語が分からなくても安心して注文できるのは、旅行者にとって大きなポイントです。

かわいいが詰まった店内

House of Bread BBの店内座席エリア 木目調の温かい雰囲気 広安里カフェ

席に着くと、テーブルの上にちょこんと座っている小さなくまのぬいぐるみが目に入ります。店内はナチュラルな木目調の内装に温かみのある照明で、全体的にやわらかい雰囲気。ひとりでも友人同士でも、カップルでも、どんな組み合わせでも居心地よく過ごせる空間です。

メニューの中には猫の形をした「ニャンイトースト」(Cat Toast)というかわいいトーストセットもあり、セット1は₩7,000(約820円)でミルクかアメリカーノ付き、セット2は₩7,500(約880円)でカフェラテか桃アイスティー付き。トッピングはミルククリーム・いちごジャム・ヌテラから選べます。写真映えも抜群で、思わずカメラを向けたくなるビジュアルです。

メニューハイライト

メニューは50種類以上と非常に豊富で、ジャンボンブール・バゲットだけでも9つのフレーバーがあります。ここでは事前に知っておくと便利な人気メニューをまとめました。

メニュー価格
ジャンボンブール・バゲット(オリジナル)₩10,000(約1,180円)
ジャンボンブール・バゲット(りんごブリーチーズ、一番人気)₩14,900(約1,750円)
BBプレート アップグレード — 好きなジャンボンブールにスープ・サラダ・ヨーグルト・ドリンクを追加+₩9,900(約1,160円)
カイマクハニーバゲット₩13,000(約1,530円)
BB砂城パッピンス(韓国式かき氷、夏季限定)₩15,000(約1,760円)
ニャンイトーストセット1(猫型トースト+ミルクorアメリカーノ)₩7,000(約820円)
ニャンイトーストセット2(猫型トースト+カフェラテor桃アイスティー)₩7,500(約880円)
アメリカーノ(HOT / ICE)₩3,500(約410円)
カフェラテ(HOT / ICE)₩4,500(約530円)
カイマクBBラテ(店舗オリジナル)₩7,000(約820円)

上記は人気メニューの一部です。全メニューはカウンターのQRコードから日本語で確認できます。テイクアウトの場合、すべてのドリンクが₩1,000(約120円)割引になります。

※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。

実際に注文してみました

テーブルに並んだ注文メニューとくまのぬいぐるみ House of Bread BB 広安里

今回は友人とブランチ目的で訪れたので、このお店の魅力が分かる3品を注文しました。ジャンボンブールのブランチプレート、話題のカイマク、そして夏らしいかき氷です。

BBプレート:好きなジャンボンブールを選んで、丸ごとブランチに

BBプレートブランチセット りんごブリーチーズジャンボンブールとスープサラダヨーグルトドリンク付き

この広安里ベーカリーカフェの看板メニューが、このBBプレートです。

仕組みはシンプルで、メニューにある9種類のジャンボンブール・バゲットの中から好きなものを1つ選び、+₩9,900(約1,160円)を追加するだけ。すると、そのバゲットに加えてスープ(マッシュルームクリームまたはかぼちゃから選択)、ボッコンチーニ(小粒のモッツァレラチーズ)のサラダ、フルーツ入りギリシャヨーグルト(生ブルーベリーとシャインマスカット添え)、そしてドリンク(アメリカーノ・カフェラテ・カプチーノ・オレンジエイド・桃アイスティーから選択)がセットで付いてきます。

ジャンボンブールとはフランスの定番サンドイッチで、バゲットにハムとバターを挟んだシンプルな一品。このお店ではそのベースに、チーズやフルーツ、ジャムなどを加えた9つのバリエーションを展開しています。

私は一番人気のりんごブリーチーズを選びました。BBプレートの合計は₩24,800(約2,920円)。バゲットの中にはスライスしたりんご、ブリーチーズ、ロメインレタス、りんごジャム、ジャンボンハム、グルメバターがぎっしり詰まっていて、どこから食べようか一瞬悩むほどのボリュームです。

正直なところ、硬いバゲットはあまり得意ではないのですが、ここのバゲットは外側がサクッと軽い歯ごたえで、中はもちっとやわらかく、サンドイッチとして食べやすい食感でした。かぼちゃスープは自然なやさしい甘みがあって、サラダと交互に食べるとちょうどよいバランス。ヨーグルトは甘さ控えめの手作りタイプで、上にのったフルーツが一口サイズにカットされているのも丁寧な印象です。

オリジナルのジャンボンブールで注文すれば₩19,900(約2,340円)からBBプレートを楽しめます。ひとりでも十分満足できるボリュームなので、ソロの方にもおすすめです。

カイマクハニーバゲット:韓国で話題のあのクリームが釜山にも

自家製カイマクをバゲットに塗ってはちみつをかけて食べるカイマクハニーバゲット House of Bread BB

韓国のSNSやカフェ好きの間で話題になっているカイマクが、このお店でも食べられると知って思わず注文しました。

カイマクとは、トルコの朝食文化に欠かせない濃厚な乳製品クリームです。クロテッドクリームとホイップバターの中間のような質感で、ミルキーでコクのある味わいが特徴。韓国ではペク・ジョンウォン氏がテレビ番組でトルコのカイマクを紹介したことをきっかけにブームとなり、ソウルを中心にカイマクを提供するカフェが増えています。ただ、釜山ではまだ扱っているお店は限られているので、広安里で出会えたのはうれしい発見でした。

カイマクハニーバゲット(₩13,000 / 約1,530円)は、スライスしたバゲットに自家製カイマクをたっぷり添えた一皿。自分でカイマクを塗り、はちみつをかけて食べるスタイルです。口に入れるとクリームの濃厚なコクとはちみつのやさしい甘さが合わさって、一切れ食べたらもう一切れ、と手が止まらなくなりました。この日注文した中で、一番印象に残った一品です。

BB砂城パッピンス:ビーチの近くだからこそ映える夏のデザート

BB砂城パッピンス 砂のお城型の韓国式かき氷 House of Bread BB 広安里

パッピンス(patbingsu)は、韓国の代表的な夏のデザートです。ミルク氷を細かく削り、小豆(パッ)、お餅、練乳、フルーツなどをのせたかき氷で、日本のかき氷とはまた違ったふわっとした食感が特徴。2〜3人でシェアして食べるのが一般的です。

BB砂城パッピンス(₩15,000 / 約1,760円)は、その名の通り砂のお城の形に盛り付けられたビジュアルで、小さなスコップとパラソルが刺さっている見た目がとにかくかわいい。ビーチの近くにあるカフェらしい遊び心が詰まったメニューです。

見た目だけでなく量もたっぷりあるので、2〜3人で分けてちょうどよいサイズ。夏の暑い日に広安里ビーチを歩いた後の糖分補給にぴったりでした。

レンタカーの方へ:専用駐車場あり

House of Bread BB裏手の専用駐車場 広安里ベーカリーカフェ 釜山

広安里エリアは釜山の中でも特に駐車スペースが少ないことで知られていますが、このお店には建物の裏手に専用駐車場があります。駐車後、カフェの正面横にある出入口からそのまま店内に入れるので便利です。注文時にスタッフに車の登録をお願いすると、注文額に応じて無料駐車が適用されます。

注文金額無料駐車時間
₩10,000以上(約1,180円)1時間
₩20,000以上(約2,350円)2時間
₩50,000以上(約5,880円)最大3時間

※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。

まとめ

House of Bread BBの具がたっぷり詰まったチャバタサンド 広安里 釜山

今回は3品を注文しましたが、ショーケースに並んでいたキャラクターパン、猫型トーストセット、季節限定のパフェ、チャバタサンドなど、まだ試せていないメニューがたくさん残っています。季節ごとに新しいドリンクやデザートが登場するそうなので、次に広安里を訪れたときにはまた違う味を選ぶ楽しみがあります。

広安里での一日をもっと深く楽しみたい方には、

ティーアンドブックス広安店の店内と雑誌棚

この近くにある少し変わったカフェもおすすめです。建物の8階にあるマンガカフェで、ドリンクを飲みながら広安大橋を正面に望む席からは、週末のドローンショーまで見られます:8階から広安大橋を正面に── ドローンショーまで見られる広安里のオーシャンビューカフェ

広安里Wホテルの窓辺に置かれたドライフルーツティーと陶器カップ、窓の外には広安里ビーチと広安大橋

広安里で夜を過ごすなら、ビーチの目の前に位置するホテルで広安大橋のライトアップを眺めながら一日を終えるのも良い選択です。1泊約12,600円でオーシャンビューの部屋に泊まった体験はこちらにまとめています:広安里Wホテル宿泊記|1泊約12,600円で広安大橋を正面から眺めた夜

夜のミルラク水辺バダ映画館。広安大橋がフルライトアップされたスクリーン越しの景色

また、金曜日の夜に広安里を訪れる予定があれば、ビーチのすぐそばで約320円で野外映画を観られる場所もあります:ミルラク水辺バダ映画館|金曜の夜、約320円で広安里の海辺に座って映画を観た話

広安里にはオーシャンビューを売りにしたカフェがたくさんありますが、この広安里ベーカリーカフェは海の眺めではなく、毎朝シェフたちが焼き上げるパンの香りと、好きなジャンボンブールを選んでブランチに仕立てるという体験そのもので記憶に残る場所でした。焼きたてのバゲットをほおばりながら、次はどのフレーバーにしようかと考えている自分がいて、また来たいなと自然に思えるお店です。

よくある質問と訪問のコツ:BBプレートの選び方、駐車場の利用ルール、広安里ベーカリーカフェの楽しみ方

BBプレートとは何ですか?価格はいくらですか?

BBプレートは、House of Bread BBの看板ブランチセットです。メニューにある9種類のジャンボンブール・バゲットの中から好きなものを1つ選び、+₩9,900(約1,160円)を追加すると、スープ(マッシュルームクリームまたはかぼちゃ)、ボッコンチーニ(小粒のモッツァレラチーズ)サラダ、フルーツ入りギリシャヨーグルト、ドリンク(アメリカーノ・カフェラテ・カプチーノ・オレンジエイド・桃アイスティーから選択)がセットで付いてきます。合計金額はベースのバゲットによって異なり、オリジナルなら₩19,900(約2,340円)、一番人気のりんごブリーチーズなら₩24,800(約2,920円)です。

日本語のメニューはありますか?

はい。カウンターに設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、日本語のメニューが表示されます。英語と中国語にも対応しています。価格も含めてすべて日本語で確認できるので、韓国語が分からなくても安心して注文できます。

カイマクとは何ですか?釜山でも食べられますか?

カイマクはトルコの朝食文化で定番の濃厚な乳製品クリームです。クロテッドクリームとホイップバターの中間のような質感で、パンに塗ってはちみつをかけて食べるのが一般的なスタイルです。韓国ではソウルを中心にカイマクを提供するカフェが増えていますが、釜山ではまだ少数です。House of Bread BBでは自家製のカイマクをカイマクハニーバゲット(₩13,000 / 約1,530円)やカイマクBBラテ(₩7,000 / 約820円)で楽しめます。

パッピンスとは何ですか?量はどのくらいですか?

パッピンス(patbingsu)は韓国を代表する夏のデザートです。ミルク氷を細かく削り、小豆(パッ)、お餅、練乳、フルーツなどをのせたかき氷で、日本のかき氷よりもふわっとした食感が特徴です。BB砂城パッピンス(₩15,000 / 約1,760円)は砂のお城の形に盛り付けられたビジュアルで、小さなスコップとパラソルが刺さっています。量は2〜3人でシェアしてちょうどよいサイズです。

駐車場はありますか?

はい。建物の裏手に専用駐車場があり、カフェの正面横にある出入口から直接店内に入れます。注文金額に応じて無料駐車が適用されます。₩10,000以上(約1,180円)で1時間、₩20,000以上(約2,350円)で2時間、₩50,000以上(約5,880円)で最大3時間まで無料です。注文時にスタッフに車の登録をお願いしてください。

広安里ビーチからの行き方を教えてください。

広安里ビーチからは広南路(クァンナムロ)沿いに内陸方向へ徒歩約5分です。地下鉄の場合は、2号線の広安駅3番出口から徒歩約10分で到着します。住所は釜山広域市水営区広南路165、1階です。レンタカーの場合は建物裏手の専用駐車場をご利用ください。

ジャンボンブールとは何ですか?何種類ありますか?

ジャンボンブール(jambon beurre)はフランス語で「ハムとバター」を意味する、フランスの定番バゲットサンドイッチです。House of Bread BBでは、このベースに異なるチーズ、フルーツ、ジャム、トッピングを加えた9種類のバリエーションを提供しています。価格はオリジナルの₩10,000(約1,180円)から、りんごブリーチーズの₩14,900(約1,750円)まで。いずれも+₩9,900(約1,160円)でBBプレートのブランチセットにアップグレードできます。
※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。

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