釜山からKTXで東大邱駅へ向かい、そこからタクシーでわずか13分。ホテルインターブルゴ大邱に到着したのは、チェックイン開始の15時をちょうど過ぎた頃でした。正直なところ、大邱という街にはあまり期待していなかったのですが、翌日の昼にチェックアウトするときには「もう1泊したかった」と思っていたのです。妹と二人、琴湖江を眺めながら過ごした1泊2日の記録をまとめました。
ホテルインターブルゴ大邱は、大邱の東側に位置する寿城区(スソング)の琴湖江沿いに建っています。寿城区は大邱のなかでも落ち着いた住宅街として知られ、寿城池や並木道のあるカフェ通りなど、穏やかな雰囲気のエリアです。東大邱駅からはタクシーで約13分、料金は₩6,500~7,000(約680~740円)ほど。大邱国際空港からも約15分、₩7,000~8,000(約740~840円)で到着できます。韓国語でのやりとりが不安な方は「Uber」アプリを入れておくと便利です。行き先を入力するだけで配車でき、料金も事前に表示されるので地方都市でも安心してタクシーを利用できます。大邱は韓国第4の都市で人口約230万人を抱えますが、ソウルや釜山ほど外国人観光客が多くないぶん、5つ星ホテルの宿泊費はかなり手頃です。同等クラスのホテルにソウルで泊まると倍近くかかることを考えると、この立地と施設でこの価格は魅力的だと感じました。

目次
基本情報
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 正式名称 | ホテルインターブルゴ大邱(Hotel Inter-Burgo Daegu) |
| 等級 | 5つ星 |
| 住所 | 大邱広域市 寿城区 八峴キル 212(万村洞) |
| チェックイン / チェックアウト | 15:00 / 12:00(正午) |
| 宿泊料金 | ₩150,000~180,000(約15,800~19,000円)※シーズンにより変動 |
| 東大邱駅から | タクシー約13分 / ₩6,500~7,000(約680~740円) |
| 大邱国際空港から | タクシー約15分 / ₩7,000~8,000(約740~840円) |
| 主な施設 | 温泉水プール、サウナ、フィットネス、キッズプール、ビュッフェレストラン、バー、カジノ |
| 駐車場 | 無料 |
| 空室・料金を確認 | 予約サイトで最新価格をチェックする |

館内案内。プール、サウナ、レストラン、カジノなどの施設が揃っています。
チェックインとロビー
エントランスをくぐると、まず天井の高さに目を引かれます。広々としたロビーには磨かれた石の床が続いており、ビジネスホテルとは一線を画す風格がありました。フロントでのチェックイン手続きはスムーズで、本館7階のリバービュー側の部屋に通されました。

ひとつ便利だったのが、館内にイーマート24(コンビニ)が入っていることです。夜遅くに到着しても飲み物やお菓子を買いに外に出る必要がありません。歯ブラシやちょっとした日用品も揃っているので、荷物を軽くしたい方にはありがたいポイントです。

館内にイーマート24(コンビニ)が入っているので、夜遅くの到着でも安心です。
お部屋:琴湖江を望むデラックスツイン
今回予約したのはデラックスツインのリバービュー側です。客室は大きくリバービュー(琴湖江側)とパークビュー(忘憂公園側)に分かれており、私たちはリバービュー側でした。部屋に入って最初に目に飛び込んできたのは、壁一面に近い大きな窓。その向こうに琴湖江がゆるやかにカーブを描きながら流れ、奥には山並みが見えます。ベッドに横になったまま、ぼんやりと川を眺めている時間が思いのほか長くなりました。

2001年にオープンしたホテルと聞いていたので、正直なところ古さを覚悟していたのですが、館内はきちんと手入れされていて壁や絨毯に傷みは見当たりませんでした。バスルームはガラス張りのシャワールームがあり、トイレの背面にも窓があって琴湖江が見えます(ブラインドで隠せるのでご安心ください)。寝具はグースダウン100%で、硬すぎず柔らかすぎない寝心地でした。

いちばん驚いたのは、テーブルの上に置かれたウェルカムフルーツです。りんご、オレンジ、キウイ、ドラゴンフルーツと、品数も量も本格的。韓国のホテルでは5つ星クラスでもウェルカムフルーツを出すところは少ないので、到着早々「このホテル、ちょっと違うかも」と感じた瞬間でした。列車の中でお腹が空いていたこともあり、夕食前にほとんど食べてしまいました。

客室アメニティ一覧
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 寝具 | グースダウン100%の掛け布団 |
| エンタメ | スマートTV |
| 飲み物 | カプセルコーヒーマシン、電気ケトル、ティーバッグ各種、マグカップ |
| バスルーム | シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション、シャワーキャップ、コットンパッド、綿棒 |
| その他 | バスローブ、スリッパ、ヘアドライヤー、ミネラルウォーター2本(人数分) |
| 持参が必要 | 歯ブラシ・歯磨き粉 ※韓国では環境保護法(資源リサイクル法)により、ホテルでの使い捨て歯ブラシの無料提供が禁止されています。館内のコンビニでも購入できますが、日本から持参されるのが確実です |
ミニ冷蔵庫にはミネラルウォーターが人数分(2本)入っていました。カプセルコーヒーマシンと各種ティーバッグも揃っているので、翌朝わざわざ外に出なくてもお部屋でゆっくりコーヒーを楽しめます。
温泉プールとサウナ
このホテルには室内プールとサウナが別々の施設として用意されています。特筆すべきは、プールが天然の鉱泉水(温泉水)を使用しているという点です。韓国の5つ星ホテルでも温泉水を使ったプールはかなり珍しく、これだけでも宿泊の理由になると思いました。

プールは3つのゾーンに分かれています。大人用のインフィニティ温泉プール、通常のスイミングプール、そして水遊びグッズが揃ったキッズプール。キッズプールは独立したエリアになっているので、お子様連れの方もカップルの方もそれぞれ気兼ねなく過ごせる造りです。外部からの飲食物の持ち込みは禁止ですが、入口付近に自動販売機が設置されています。
サウナは館内の別の場所にあり、今回の滞在でいちばん印象に残った施設でもあります。残念ながら内部は撮影禁止だったのですが、施設の充実ぶりは日本の温泉施設に慣れた方でも満足できる水準です。
| サウナ施設 | 内容 |
|---|---|
| スチームサウナ | 湿式サウナ |
| ドライサウナ | 遠赤外線サウナ + 通常ドライサウナ |
| 浴槽 | バーデプール、熱湯、温湯、冷水風呂 |
| アメニティ | タオル・基本アメニティ完備(手ぶらでOK) |
| 定休日 | 毎月第1日曜日 / 祝日当日は15時から営業 |
| 区分 | 料金(₩) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 宿泊者 | ₩15,000 | 約1,600円 |
| 一般(外来) | ₩30,000 | 約3,200円 |
宿泊者は半額で利用できます。日本の日帰り温泉施設と比較しても、5つ星ホテルのサウナが約1,600円というのはかなりお得です。私たちは水着を持っていなかったこともありプールは見送ったのですが、サウナだけでも十分に価値がありました。バーデプールでゆっくり体を温めたあと、冷水風呂に入る——この繰り返しが旅の疲れを一気に溶かしてくれました。
ディナービュッフェ
サウナのあと、お腹もすっかり空いて向かったのは「ザ ビュッフェ アット インターブルゴ」。韓国国内でも最大規模を誇るプレミアムビュッフェで、ホテルの看板ともいえるレストランです。韓国料理、洋食、中華、和食まで幅広いジャンルが並び、グリルラムやお刺身、アワビ、ホタテ、そしてロブスター(席でチップを受け取り、カウンターで引き換え)まで。ハイボールやワインも飲み放題でした。
夕食ビュッフェは大人1名₩99,000(約10,400円)。予約時は正直悩みましたが、結果的にはこの旅でいちばん記憶に残る食事になりました。

料理の写真や各コーナーの詳細は、別の記事で詳しくまとめています。ビュッフェが気になる方はぜひホテルインターブルゴ大邱のビュッフェ体験レポートをご覧ください。
食後のひととき「ビョルバムソ」
ビュッフェのあと、パークビレッジ1階にある「ナッチャネ ビョルバムソ」というバー&カフェに立ち寄りました。昼は芝生を眺めながらコーヒーを、夜は星の下でお酒を楽しめるという、時間帯で表情が変わるお店です。

訪れたのは夏だったので、屋外テラスは湿気が厳しくて断念しました。ただ、テラス席にはスポーツ中継用のスクリーンも設置されていて、涼しい季節なら野球やサッカーを観ながら飲むのも良さそうです。室内席は清潔感があり、落ち着いた雰囲気でゆったりと過ごせました。

ビールとチキンの韓国定番セットを注文しました。お酒が飲めない方はコーラやサイダーに変更もできます。ビュッフェで食べすぎて全部は食べきれなかったのですが、サウナと食事のあとの一杯は格別でした。久しぶりのビールがこんなにおいしいとは——旅先ならではの幸せを感じた瞬間です。
翌朝の朝食ビュッフェ
翌朝の朝食も、前夜と同じ「ザ ビュッフェ アット インターブルゴ」でいただきました。夕食とはラインナップが異なり、やさしい味わいの純豆腐チゲやコクのあるアワビ粥、焼きたてのパンやチーズ、サラダ、フルーツなど、朝の体に染みるメニューが揃っていました。朝食は1名₩39,000(約4,100円)です。和食・洋食・韓国料理と幅広く、どんな好みの方でも満足できる内容だと思います。しっかり朝ごはんを食べて、2日目のエネルギーを充電しました。
大邱をもっと楽しむ:ホテル周辺のおすすめスポット
ホテルでのんびり過ごすのも良いですが、大邱には意外と見どころがあります。ホテルの立地から組み合わせやすいスポットを、エリア別にご紹介します。
達城公園と西門市場

ホテルから公共交通機関で約40分。大邱達城公園は、韓国でも歴史のある公園のひとつで、園内にはゾウやトラなどがいる動物園が併設されています。入場料は無料です。古い公園ですが手入れが行き届いていて、木漏れ日の中を散歩するだけでも気持ちの良い場所です。撮影スポットとしても優秀で、SNS映えする写真も撮れます。そのまま徒歩圏内にある西門市場まで足を延ばせば、大邱の食文化をたっぷり味わえる一日になるはずです。
香村文化館

ホテルからバスや地下鉄で約35分。大邱・香村文化館は、大邱の近代史を丁寧にまとめた小さなミュージアムです。派手な展示ではありませんが、大邱という街がどのように歩んできたのかを静かに知ることができる場所で、じっくり回っても1時間ほど。「観光地を回る」というよりも「街の物語を読む」感覚に近く、こういう旅が好きな方にはおすすめです。
大邱水族館(テグアクアリウム)

東大邱駅のすぐ目の前にある新世界百貨店の建物内にある大邱水族館は、帰りの列車に乗る前にふらっと立ち寄れる手軽さが魅力です。百貨店でショッピングをしたり、フードコートで食事をしたりと、水族館以外にも時間の使い方に幅があります。特にお子様連れの方には便利な立ち寄り先です。
シンプル書房

新世界百貨店の建物のすぐ向かい側にあるシンプル書房は、独立系の書店にカフェが併設されたお店で、店内には猫が自由に歩き回っています。この猫たちがお店のマスコット的な存在になっていて、本棚の間をすり抜けていく姿にほっこりします。東大邱駅から列車の出発まで1~2時間空いたとき、駅のベンチで待つよりもずっと豊かな時間を過ごせる場所です。コーヒーの味もしっかりしていて、読書好きの方にはたまらないお店だと思います。
おわりに
チェックアウトは正午12時。朝食のあと部屋に戻り、荷物をゆっくりまとめながら窓の外の琴湖江をぼんやり眺めていました。特別なことは何もしていないのに、なぜか心が満たされている。ホテルインターブルゴ大邱での1泊は、そんな穏やかな時間でした。
華やかな繁華街にあるホテルではありませんし、大邱という街自体がソウルや釜山のように自らを強くアピールする場所でもありません。でも、だからこそ得られる静けさがここにはあります。琴湖江のリバービュー、温泉水を使ったプール、サウナ、そしてソウルでは倍の価格でも手に入らないような充実したビュッフェ。それらが静かに揃っているこのホテルは、日常の疲れをそっと下ろすのにちょうどいい場所だと思います。
カップルでも、ご家族でも、友人同士でも、「少しだけ立ち止まりたい旅」を探している方には、心からおすすめできる一軒です。こちらから空室状況と最新の料金を確認できます。
よくある質問
東大邱駅からホテルインターブルゴ大邱へのアクセス方法は?
東大邱駅からタクシーで約13分です。駅を出るとすぐにタクシー乗り場があり、料金は₩6,500~7,000(約680~740円)ほどです。5つ星ホテルまでのタクシー代としてはかなり安く感じるかもしれません。大邱国際空港からも約15分、₩7,000~8,000(約740~840円)でアクセスできます。韓国語が不安な方は「Uber」アプリを使えば、行き先入力と事前料金表示で安心です。
ホテルインターブルゴ大邱にプールはありますか?
はい。館内に温泉水を使った室内プール施設があります。大人用のインフィニティ温泉プール、通常のスイミングプール、水遊びグッズ付きのキッズプールの3ゾーンに分かれています。8か月以上の乳幼児はプールエリアへの入場は可能ですが、入水はできません。外部からの飲食物は持ち込み禁止ですが、入口付近に自動販売機が設置されています。
サウナの料金はいくらですか?宿泊者割引はありますか?
宿泊者は₩15,000(約1,600円)、一般利用(外来)は₩30,000(約3,200円)で、宿泊者は半額で利用できます。湿式・乾式サウナ、遠赤外線サウナ、バーデプール、熱湯・温湯・冷水風呂が揃っており、タオルや基本アメニティも完備されているので手ぶらで利用可能です。毎月第1日曜日は定休日となります。
ディナービュッフェの料金と内容は?
「ザ ビュッフェ アット インターブルゴ」のディナーは大人1名₩99,000(約10,400円)です。韓国料理、洋食、中華、和食と幅広いジャンルが揃い、グリルラム、刺身、アワビ、ロブスターのほか、ハイボールやワインも飲み放題です。朝食ビュッフェは別料金で₩39,000(約4,100円)です。料理の写真や詳細はビュッフェ体験レポートにまとめています。
チェックインとチェックアウトの時間は?
チェックインは15時、チェックアウトは翌日12時(正午)です。韓国のホテルでは11時チェックアウトが一般的ですが、こちらは正午まで滞在できるので、朝食ビュッフェを食べたあとも部屋でゆっくり支度ができます。
子ども連れの家族にも向いていますか?
はい。水遊びグッズ付きのキッズプールが独立したエリアにあり、小さなお子様も安心して遊べます。ビュッフェレストランはメニューのジャンルが広いので、お子様の好みにも対応しやすい構成です。ホテルの近くには東村遊園地もあり、散歩がてら足を延ばすこともできます。
宿泊料金の目安と予約方法は?
デラックスルームの場合、1泊₩150,000~180,000(約15,800~19,000円)が目安です。繁忙期や週末は高めになる傾向があります。こちらのサイトから最新の空室状況と料金を確認できます。温泉プール、サウナ、ビュッフェ、琴湖江のリバービューを備えた5つ星ホテルとしては、ソウルや釜山の同クラスと比べてかなり手頃な価格帯です。