韓国の寿司ビュッフェ「クウクウ」で約2,700円食べ放題|韓国人に人気のチェーンを実食レビュー

韓国旅行中、同行者と食事の行き先を決めるのに苦労した経験はありませんか。焼肉、チゲ、冷麺——選択肢が多すぎてなかなかまとまらない。そんなとき、「寿司ビュッフェチェーン」という韓国ならではのジャンルがあることを知りました。寿司を中心に、ホットフード、韓国料理、デザートまでそろっていて、全員がそれぞれ好きなものを選べます。今回はその中でも韓国全土に店舗を構える人気チェーン「クウクウ」を、釜山近郊の梁山(ヤンサン)店で平日ランチに訪れてきました。

梁山市は慶尚南道に位置し、釜山のすぐ北側に隣接する都市です。釜山地下鉄2号線がそのまま梁山市内まで延伸しているため、釜山中心部からでも乗り換えなしでアクセスできます。今回訪れたクウクウ梁山店は、増山(チュンサン)駅1番出口から徒歩約1分、ラ・フィエスタというビルの地下1階にあります。釜山からわざわざ足を運ぶ地元の方も多いそうで、その理由は実際に訪れてみて納得しました。

【基本情報】クウクウ梁山店の営業時間・料金・アクセス・駐車場ガイド

項目詳細
住所慶尚南道 梁山市 勿禁邑 増山駅路177 ラ・フィエスタ B1F
営業時間11:00〜21:30(店舗により異なる場合あり)
定休日年中無休(店舗により異なる)
アクセス釜山地下鉄2号線 増山駅 1番出口から徒歩約1分
駐車場ラ・フィエスタ地下1〜3階(食事利用で3時間無料)
設備キッズスペース、授乳室、子ども用椅子あり

料金(1人あたり)

区分価格(ウォン)日本円換算
平日ランチ(17時までに退店)₩25,900約2,726円
平日ディナー(17時以降入店)₩30,900約3,253円
週末・祝日₩33,900約3,568円
小学生(平日 / 週末)₩16,900 / ₩17,900約1,779円 / 約1,884円
未就学児(36ヶ月以上)₩8,900約937円

訪問日:2026年9月1日 ・ 換算レート:1円 ≈ 9.5ウォン

クウクウ梁山店の入口(ラ・フィエスタ地下1階)

クウクウとは? 韓国の寿司ビュッフェチェーン文化

韓国には、ホテルの高級ビュッフェとは別に、フランチャイズ型のビュッフェチェーンが幅広く展開されています。家族の週末ランチ、会社の食事会、カップルのカジュアルなデートなど、日常的な外食シーンでごく自然に利用されています。

代表的なチェーンとしては、洋風フュージョン料理が中心の「アシュリー(Ashley)」や、韓国の家庭料理を並べた韓食ビュッフェなどがあります。クウクウはその中で寿司を看板メニューに据えながら、和洋中のホットフードやデザートも充実させているのが特徴です。

クウクウ梁山店の案内板(季節メニューと生ビール飲み放題の告知)

「クウクウ」という名前の由来は、日本語の「食う」を2回重ねたものです。「食う食う」=「たくさん食べよう」というストレートな意味が込められています。日本語話者にとっては、名前を聞いた瞬間に意味がわかるのが面白いところではないでしょうか。

クウクウはフランチャイズ展開が中心のため、店舗ごとに料理のクオリティや衛生面に差が出ることがあります。その中で一定の基準を満たした店舗には「ゴールド」や「プレミアム」の称号が与えられています。釜山エリアでは慶星大(キョンソンデ)店と東莱(トンネ)店がゴールド認定を受けています。今回訪れた梁山店はゴールドではない一般店舗でしたが、それでも十分に満足できるクオリティだったので正直驚きました。一般店舗でこの水準であれば、ゴールド店舗はどれほどなのか——次回はぜひそちらも試してみたいと思います。

店内の雰囲気と第一印象

クウクウ梁山店の発券機と順番待ちディスプレイ

オープン時間の11時ちょうどに到着しましたが、入口の発券機で番号を取る頃にはすでに数組が待っている状態でした。平日のランチでもこの人気ぶりですから、週末やディナー帯はかなりの混雑が予想されます。事前にネイバーマップから予約しておくか、オープンに合わせて来店するのが確実です。

クウクウ梁山店の広々とした店内の食事スペース

店内はかなり広く、テーブル同士の間隔にも余裕があるので、落ち着いて食事ができる雰囲気です。席数が多いため、一人で訪れても周囲を気にせず自分のペースで楽しめます。奥には個室や団体席も用意されており、韓国では「トルジャンチ」と呼ばれる赤ちゃんの1歳(または生後100日)のお祝いの食事会にも使われているそうです。

寿司コーナー:品揃えと鮮度に驚いた

クウクウの寿司カウンターに並ぶ多種多様な握り寿司と巻き寿司

フードステーションに向かうと、最初に目に飛び込んでくるのが寿司コーナーです。サーモン、マグロ、エビ、卵、うなぎなどの握り寿司がずらりと並び、巻き寿司やキンパ風の海苔巻きは隣の専用コーナーに分けて陳列されていました。一般店舗でこの種類の多さは予想以上です。

クウクウで取り分けた寿司の盛り合わせプレート

気になるネタを少しずつ取っていったら、まだ全種類を回りきる前にお皿がいっぱいになってしまいました。刺身のカットは厚めで、鮮度も申し分ありません。日本の回転寿司チェーンと比べるとシャリの炊き方やネタの味付けに違いはありますが、この価格帯の食べ放題としては十分に満足できる品質だと感じました。

ホットフード:寿司だけでは終わらない充実ぶり

クウクウが単なる寿司ビュッフェにとどまらない理由は、このホットフードセクションの充実ぶりにあります。韓国料理、中華、洋食と、複数のステーションに分かれて提供されています。

クウクウのグリルコーナー(焼きサーモン、エビ、牡蠣、ラムチョップ)

グリルコーナーには焼きサーモン、エビの塩焼き、牡蠣のグリル、ラムチョップなどが並び、こまめに補充されていました。隣の麺コーナーではジャージャー麺(韓国式の黒味噌麺)、フォー風のライスヌードル、冷たいざるそばなどが注文ごとに作られるので、のびた状態で出てくる心配がありません。

クウクウの麺・パスタコーナー(ジャージャー麺、ライスヌードルなど)
クウクウの中華風ホットフード(クリームシュリンプ、牛肉炒めなど)

中華風のステーションでは、クリームシュリンプ(韓国の中華料理店で人気のエビマヨ風の一品)、牛肉とピーマンの細切り炒め、酢豚が用意されていました。反対側にはフライコーナーがあり、天ぷら、コーンドッグ、フライドポテト、フライドチキンと、年齢問わず楽しめるラインナップです。

クウクウのフライコーナー(フライドチキン、コーンドッグ、フライドポテト、天ぷら)

カンジャンケジャンまで食べ放題という驚き

クウクウのビュッフェに並ぶカンジャンケジャン(醤油漬け生ガニ)

ビュッフェ台を一通り見て回る中で、一番意外だったのがカンジャンケジャン(醤油漬けの生ガニ)の存在です。韓国では「ご飯泥棒(パットドゥッ)」とも呼ばれるほどご飯がすすむ高級おかずで、専門店で注文すると1人前₩30,000〜50,000(約3,158〜5,263円)は普通にかかります。それが₩25,900(約2,726円)の食べ放題に含まれているのは、かなりお得に感じました。隣にはエビの醤油漬け(カンジャンセウ)も並んでおり、こちらも食べ放題です。

カンジャンケジャンは生のワタリガニを醤油ベースのタレに漬け込んだ料理で、加熱はしていません。とろりとした食感と濃厚なうまみが特徴です。刺身や「漬け」に近い感覚で楽しめるので、生の魚介類が好きな方にはぜひ一度試していただきたい一品です。

クウクウのサラダバー(新鮮な野菜とドレッシング)

サラダバーにはフレッシュな野菜やドレッシング類がそろっており、重めのメニューの合間にさっぱりと口直しができます。

フルーツとデザート:想像以上の充実度

クウクウのフルーツコーナー(シャインマスカット、メロン、ドラゴンフルーツなど)

個人的に一番驚いたのが、フルーツとデザートのコーナーです。旬の果物を最上級グレードで仕入れているとのことで、実際に食べてみるとスイカ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、メロン、シャインマスカットと種類が豊富で、甘みもしっかり感じられました。

クウクウのデザートコーナー(ケーキ、パン、焼き菓子類)

デザートコーナーにはパン、ケーキ、ソフトクリーム、ワッフル、スラッシュなどが並んでいて、トッピングやソースを自由に組み合わせてオリジナルのデザートプレートを作ることができます。夫はワッフルにソフトクリームとチョコレートソースを重ねて、独自の創作パフェに10分ほど没頭していました。

家族連れにも、一人旅にも対応できる場所

クウクウ梁山店のキッズスペース(子ども向け遊び場)

クウクウの多くの店舗にはキッズスペースが設けられており、梁山店も例外ではありません。食事を終えた子どもたちが遊べる専用エリアがあるので、大人はそのあともゆっくり食事を続けられます。授乳室や子ども用の椅子も完備されています。

大人にとってうれしいのは、生ビールの飲み放題です。以前は₩5,900(約621円)の追加料金が必要でしたが、現在は終日無料で提供されています。子どもたちがキッズスペースで遊んでいる間に、大人は冷えた生ビールと寿司をゆっくり楽しむ——2軒目に行く必要がない、家族全員が満足できる構成です。

また、店内が広くテーブル間隔にゆとりがあるため、一人で訪れても気兼ねなく過ごせます。実際に平日のランチタイムにはお一人で来店されている方の姿も見かけました。食べ放題形式なので店員さんへの注文も不要で、好きなものを好きなタイミングで取りに行くだけです。韓国旅行中に一人で気軽に食事を済ませたいときにも、十分に使いやすい場所だと思います。

店舗選びには注意が必要

クウクウはフランチャイズ展開のため、店舗によって料理の品質や品揃え、サービスにかなりの差があります。以前、巨済島(コジェド)を旅行した際に現地のクウクウに立ち寄ったことがありますが、梁山店と比べると寿司の種類が少なく、補充のペースも遅めで、鮮度にやや物足りなさを感じました。ひどいというほどではなかったものの、同じチェーンでもこれだけ差があるのかと実感した経験です。

確実に満足できる体験を求めるなら、ゴールドやプレミアム認定を受けた店舗を選ぶのが安心です。釜山エリアでは慶星大(キョンソンデ)店と東莱(トンネ)店がゴールド認定を受けています。一方、一般店舗でも梁山店や釜山の華明(ファミョン)店は個人的に満足度が高かった店舗です。訪問前にネイバーマップで直近のクチコミを確認するだけでも、失敗のリスクは大きく減ります。

なお、一部の店舗は「ブルーレール」という回転寿司スタイルで営業していたり、「オールウェイズしゃぶ」というしゃぶしゃぶ食べ放題とのコンビネーション形式を取っていたりします。訪問前に店舗のタイプを確認しておくと、期待とのギャップを防げます。

お得に楽しむためのポイント

平日のランチとディナーでは₩5,000(約526円)の価格差があります。ランチの基準は「17時までに退店」なので、11時や12時頃に入店すればかなりゆっくり食事を楽しんでもランチ料金が適用されます。

梁山店は平日でもオープン直後に席が埋まり始めるほどの人気です。ネイバーマップやクウクウの公式サイトから予約するか、開店時間に合わせて来店することをおすすめします。駐車場はラ・フィエスタの地下1〜3階を利用でき、食事をすれば3時間まで無料です。

クウクウで取り分けた料理の盛り合わせ(寿司、ホットフード、おかず)

まとめ

平日ランチ₩25,900(約2,726円)でこれだけの種類と品質が楽しめるのは、率直に言ってコストパフォーマンスが高いと感じました。寿司だけでも専門店なら同等以上の金額がかかりますし、そこにホットフード、カンジャンケジャン、旬のフルーツ、デザート、さらに生ビール飲み放題まで含まれています。

韓国旅行では有名な観光地やSNSで話題のカフェに足を運ぶことが多いかもしれません。ただ、地元の家族連れが週末に並んで入るようなローカルチェーンで食事をしてみると、その国の日常がふっと見えてくる瞬間があります。クウクウはまさにそういう場所でした。観光客向けに整えられた店ではなく、韓国の人たちが普段の暮らしの中で選ぶ「いつものお店」。そこに混ざって同じテーブルで食事をする体験は、旅の記憶に静かに残るものだと思います。

韓国で寿司ビュッフェのクウクウ、機会があればぜひ一度足を運んでみてください。

【よくある質問・注意点】クウクウ訪問前に知っておきたい店舗別の違いと混雑対策

クウクウとはどんなお店ですか? 他の韓国ビュッフェとの違いは何ですか?

クウクウは韓国全土に店舗を展開する寿司ビュッフェチェーンです。ホテルビュッフェ(1人₩70,000〜150,000以上、約7,368〜15,789円)や、ご飯とおかず中心の韓食ビュッフェとは異なり、寿司と刺身を中心にホットフード、サラダ、デザート、旬のフルーツまで食べ放題で楽しめます。平日ランチなら₩25,900(約2,726円)から利用でき、韓国の家族連れやカップル、会社の食事会など幅広い層に利用されていま

クウクウの食べ放題の料金はいくらですか?

店舗や時間帯によって異なります。梁山店(一般店舗)の場合、平日ランチは₩25,900(約2,726円)、平日ディナーは₩30,900(約3,253円)、週末・祝日は₩33,900(約3,568円)です。小学生は₩16,900〜17,900(約1,779〜1,884円)、36ヶ月以上の未就学児は₩8,900(約937円)です。ゴールドやプレミアム認定店舗はやや高めの設定になる場合があります。(換算レート:1円 ≈ 9.5ウォン)

韓国語が話せなくても利用できますか?

問題なく利用できます。クウクウはセルフサービス式のビュッフェなので、一般的な飲食店のように韓国語でメニューを注文する必要がありません。入口の発券機で受付をして席に案内されたあとは、並んでいる料理を自由に取るだけです。PapagoやGoogle翻訳などの翻訳アプリがあれば、案内表示の確認もスムーズにできます。

クウクウのゴールド店舗と一般店舗は何が違いますか?

クウクウはフランチャイズ展開のため、店舗ごとに料理のクオリティやメニューの品揃え、サービスに差があります。衛生面・メニュー・サービスが一定基準を満たした店舗にはゴールドまたはプレミアムの認定が与えられます。ゴールド店舗は寿司の種類が多く、食材の鮮度やデザートの充実度が高い傾向にあります。釜山エリアでは慶星大店と東莱店がゴールド認定を受けています。一般店舗でも梁山店や華明店のように十分満足できる店舗もあるため、訪問前にネイバーマップのクチコミを確認するのがおすすめです。

寿司以外にはどんな料理がありますか?

寿司・刺身コーナーが目玉ですが、それ以外の充実度もかなりのものです。ホットフードは韓国料理、中華風の炒め物(クリームシュリンプ、酢豚など)、洋食(パスタ、グリル料理)、揚げ物(フライドチキン、コーンドッグ、天ぷら)、注文式の麺料理(ジャージャー麺、ライスヌードルなど)と多岐にわたります。サラダバー、旬のフルーツ(シャインマスカット、メロンなど)、デザート(ケーキ、ワッフル、ソフトクリーム、スラッシュ)も食べ放題です。現在は生ビールの飲み放題も追加料金なしで利用できます。

一人でも行けますか?

一人でも気兼ねなく利用できます。店内は広くテーブル間隔にゆとりがあるため、一人席でも窮屈さを感じません。食べ放題形式なので店員さんに注文する必要がなく、好きなものを好きなタイミングで自由に取りに行くスタイルです。平日のランチタイムには実際にお一人で来店されている方も見かけました。

梁山店への釜山からの行き方を教えてください。

釜山地下鉄2号線に乗り、梁山方面の増山(チュンサン)駅で下車してください。1番出口を出ると目の前にラ・フィエスタというビルがあり、その地下1階にクウクウ梁山店があります。駅から徒歩約1分です。車の場合はラ・フィエスタの地下駐車場(B1〜B3階)を利用でき、食事をすれば3時間まで無料です。

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