レインボーヒーリングセンター永同|足湯、温熱ベッド、ワイン瞑想——1日がかりで癒された話

正直に言うと、あまり期待していませんでした。

韓国の小さな農村に、県が作ったウェルネスセンター。入場料が千円ちょっと。「それなりの施設なのかな」と思いながら、地図アプリに住所を入れて向かいました。

扉を開けたとき、予想はいい意味で完全に外れました。

地下から地上3階、屋上庭園まで合わせて6フロア。足湯、個室ヒーリングルーム、イライト温熱ベッド、光のアート展示、そして無料のワイン瞑想プログラム——これが全部、1枚の入場チケットに含まれていました。

レインボーヒーリングセンターとは

レインボーヒーリングセンター永同は、忠清北道永同郡が地域活性化のために新たに整備したウェルネス施設です。農村の活気と幸福を分かち合い、永同の自然の中で本物の癒しを体験できるよう設計されたと言います。人口減少が続く農村の街に、子どもたちの笑い声が再び響くことを願って作られた——そういう思いが込められた場所です。

ウェルネスという言葉は少し難しく聞こえるかもしれませんが、ここで実際に過ごしてみると、「こういうことか」と体で納得できます。

公式サイトはyd21.go.kr/healingから確認できます。

レインボーヒーリングセンター永同の外にある瞑想の池

基本情報

項目内容
住所忠清北道永同郡永同邑永同ヒーリング路95番地
営業時間10:00〜18:00(最終入場 17:30)
休館日毎週月曜日
公式サイトyd21.go.kr/healing

※価格は1円=9.5ウォン換算

電車でのアクセス:

出発地路線所要時間運賃
ソウル駅ITXマウムで永同駅まで約2時間30分20,400ウォン
(約2,147円)
釜山駅ムグンファ号で永同駅まで約3時間14,900ウォン
(約1,568円)

永同駅から: タクシーで約5,000〜6,000ウォン(約526〜632円)、1.7km。バスの場合は永同駅バス停から700番に乗車、11停留所(約15分)でポグム文化芸術会館停留所下車、徒歩115m(約1分)。

入場料金

区分個人団体
大人10,000ウォン(約1,053円)8,000ウォン(約842円)
子ども2,000ウォン(約211円)

大人入場者には永同愛商品券2,000ウォン分が配布されるので、実質的な負担は8,000ウォン(約842円)ほどになります。永同郡民・高齢者・障がい者は割引あり(証明書持参を)。

レインボーヒーリングセンター永同の地下1階ヒーリング森の庭園

扉を開けたら、まず地下1階へ

シューズロッカーで館内用の靴に履き替えて、地下1階へ。最初に出会うのが「ヒーリング森の庭園」です。地下なのに、外光がしっかり差し込んで、空気も淀まない。意識しなければ地下にいることを忘れるような空間でした。ビーズクッションに横になって本を読んだり、ただぼんやりしたり。ここは施設全体の「居間」のような場所で、どこかほっとする雰囲気があります。

そしてここで気がついたこと——フロア間の移動が、エレベーターや階段のほかに「スロープ」で設計されているんです。つまり、建物が「急がなくていい」という姿勢で設計されている。観光地なのに、駆け足にならなくていい。そういう空間は、案外珍しいものです。

レインボーヒーリングセンター永同のヒーリングフットスパ

足湯からすべてが始まる

地下1階には「ヒーリングフットスパ」があります。グループごとに仕切られた小さなスペースで、窓の外には石が積まれた景色。ここの足湯は、温度がしっかり熱い。つかった瞬間、足先から全身の力が抜けていくような感覚がありました。スタッフの方が「石を眺めながら、ぼんやりしてください」と言っていたのですが、それが正解でした。何もしなくていい時間。

できれば最初にここへ来て、体をほぐしてから上の階へ向かうのがおすすめです。

レインボーヒーリングセンター永同の個室ヒーリングルーム(ヒノキ・炭蒸し風呂)

個室ヒーリングルームと、イライト温熱ベッド

2〜3階には、個室のヒーリングルームが並んでいます。イライト、ヒノキ、炭、クラウドルームと、それぞれ異なる素材と温度で満たされていて、気分や体調に合わせて選べます。クラウドルームは、読むより見た方がいい——そう伝えるにとどめておきます。

そして施設の中でも特に人気が高いのが、イライト温熱ベッドゾーンです。

レインボーヒーリングセンター永同のイライト製品体験ゾーン

イライトというのは粘土鉱物の一種で、永同郡にはその世界最大の埋蔵量があります——推定5億トンという途方もない量が、この土地の地下に眠っています。その素材を使った温熱ベッドに横になり、専用の枕カバーをセットして、あとはただ寝ていればいい。ベッドの横にはスマートフォン充電ケーブルもあります。スマホを見てもいいし、うとうとしてもいい。入場料に含まれていて、現時点では予約不要・先着順で使えます。

時間制限があるのがわかっているのに、「もう少しいたかった」と思いながら立ち上がりました。

レインボーヒーリングセンター永同の光の庭、現代美術インスタレーション

光の庭——光のアート展示

上の階には「光の庭」があります。現代美術作家リ・ギョンが永同の地で過ごしながら得たインスピレーションを光で表現したインスタレーション作品で、「大地」「風」「山」の3作品が展示されています。ひとつひとつ、小さな空間の中に大きな自然が凝縮されていて、しばらく動けなくなりました。

レインボーヒーリングセンター永同のワイン瞑想プログラム体験

ワイン瞑想——無料で、予約もいらない

センターでは毎月プログラムスケジュールを公式サイトで公開していて、来館者であれば追加料金なし・先着順で参加できます。

私が参加したのは「フード瞑想(永同ワインを使ったワイン瞑想)」でした。当然、事前予約が必要だろうと思っていたら——無料で、予約もいらないと聞いて、思わず二度確認しました。

永同はブドウとワインで知られる地域です。地元のワインを使って、その色・香り・質感をゆっくり感じながら、それを瞑想と結びつけていく。ワインは好きだけど、ただ飲むだけだった自分が、初めてちゃんとワインと向き合った時間でした。

プログラムは月ごとに変わります。訪問前に公式サイトを確認しておくといいでしょう。

一緒に立ち寄りたい場所

永同ワインの公式プロモーション素材

レインボーヒーリングセンターから600m、徒歩10分ほどのところに永同ワインとトンネルがあります。ブドウの産地として知られる永同のワイン文化を体感できる場所で、ヒーリングセンターでのワイン瞑想の後に訪れると、地域の文化がもう少し深く見えてくる気がします。車なしで2カ所をセットで楽しめる、無理のないコースです。

まとめ

レインボーヒーリングセンター永同は、「期待してなかったのに、いちばん良かった」という種類の場所でした。

入場料は大人10,000ウォン(約1,053円)。商品券を差し引けば実質8,000ウォン(約842円)。その1枚で、足湯から温熱ベッド、光のアートまで、1日かけて使い切れるほどのコンテンツが詰まっています。

農村の街が、こんなに本気でウェルネスを作っていた。その事実が、なんだか嬉しかったです。

レインボーヒーリングセンター永同の外観、忠清北道永同郡

レインボーヒーリングセンターはどこにありますか?

忠清北道永同郡永同邑永同ヒーリング路95番地にあります。永同駅からタクシーで約5,000〜6,000ウォン(約526〜632円)、1.7kmの距離です。バスの場合は700番に乗り、11停留所(約15分)でポグム文化芸術会館停留所下車、徒歩1分です。

入場料はいくらですか?

大人は個人10,000ウォン(約1,053円)、団体8,000ウォン(約842円)。子どもは2,000ウォン(約211円)。大人には永同愛商品券2,000ウォン分が配布されるので、実質負担は8,000ウォン(約842円)ほど。永同郡民・高齢者・障がい者には割引があります(証明書持参)。

営業時間と休館日を教えてください。

営業時間は10:00〜18:00で、最終入場は17:30です。毎週月曜日が休館となっています。

イライトとは何ですか?

粘土鉱物の一種で、永同郡にはその世界最大の埋蔵量(推定5億トン)があります。温熱特性があるとされ、センター内のイライト温熱ベッドや個室ヒーリングルームに使用されています。イライト温熱ベッドは入場料に含まれており、現時点では予約不要・先着順で利用できます。

ウェルネスプログラムは有料ですか?

いいえ、無料です。来館者であれば追加料金なし・先着順・予約不要で参加できます。プログラムは月ごとに変わるため、訪問前に公式サイト(yd21.go.kr/healing)でスケジュールを確認することをおすすめします。

ソウルや釜山からのアクセス方法を教えてください。

ソウル駅からITXマウムで永同駅まで約2時間30分(20,400ウォン/約2,147円)。釜山駅からムグンファ号で約3時間(14,900ウォン/約1,568円)。永同駅からはタクシーまたはバス700番でアクセスできます。

近くに一緒に行けるスポットはありますか?

レインボーヒーリングセンターから600m、徒歩約10分の場所に永同ワインとトンネルがあります。ブドウの産地として知られる永同のワイン文化が体感できる施設で、センターと合わせて車なしで1日コースとして楽しめます。

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