釜山を旅するとき、多くの方は海雲台のビーチや甘川文化村のカラフルな壁画、チャガルチ市場の海鮮を思い浮かべるのではないでしょうか。わたしもこれまで何度かこの街を訪れてきましたが、今回は少し違うことを試してみました。カメラをバッグにしまい、代わりにフィールドレコーダーとヘッドフォンを手に取り、釜山にある島のエリア・影島(ヨンド)を5時間かけて歩いてきたのです。日本にも環境省が選定した「残したい”日本の音風景100選”」がありますが、あの”耳を澄ませば聴こえてくる旅”を、海の向こうの釜山で体験できるプログラムがありました。その名は「釜山サウンドウォーキングツアー」——2026年の釜山海洋ヒーリングプログラムのひとつです。
影島は釜山の中心部に位置しながら、4本の橋で本土とつながった「島」です。繁華街の南浦洞(ナンポドン)からは影島大橋を歩いて渡るだけ。それなのに、一歩足を踏み入れると高層ビルの喧騒は遠のき、古い港町の空気が漂い始めます。細い路地を上がっていくと小さな漁港が見え、何十年も続く個人商店がカフェより多く残っている——そんな場所です。晴れた日には影島南端の太宗台から対馬が見えるほど、日本にも近い距離にあります。海雲台や広安里に比べるとまだ外国人観光客が少なく、釜山のローカルな表情がそのまま残る穴場のエリアです。
目次
基本情報・詳細:2026年釜山サウンドウォーキングツアー(影島コース)の料金、所要時間、予約方法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ツアー名 | 2026 釜山海洋ヒーリングプログラム——サウンドウォーキングツアー (影島コース) |
| 所要時間 | 約5時間 (10:00〜15:00) |
| 参加費 | ₩50,000 (約5,900円) |
| 含まれるもの | 昼食、カフェ1回、サウンドキット(フィールドレコーダー+ヘッドフォン)レンタル、移動シャトル |
| 集合場所 | 南浦駅(1号線)6番出口すぐ——ユラリ広場 |
| 定員 | 少人数制(各回定員あり) |
| 予約 | 予約サイトはこちら——韓国語表記のみですが、スマートフォンのブラウザ翻訳機能で予約可能です。韓国の電話番号や会員登録は不要です。 |
| 別コース | アホプサン竹林+青沙浦を巡る東釜山コースもあります |
| 天候 | 屋外プログラムのため大雨時は変更の可能性あり(小雨は決行) |
| 訪問日 | 2026年9月20日 |
※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。
なぜ影島?——まだ観光地化されていない釜山のもうひとつの顔
影島が特別な場所である理由は、観光スポットとしての魅力だけではありません。この島には、釜山という街の記憶が静かに残っています。
影島大橋は1934年、韓国初の近代式跳ね橋として建設されました。その後、朝鮮戦争(1950〜1953年)が始まると、釜山は臨時首都として数百万の避難民を受け入れます。混乱のなかで影島大橋は、離ればなれになった家族同士が再会を約束する場所になりました。「はぐれたら、影島大橋の下で待っていよう」——この言葉は、当時の人々の間で広く交わされたといいます。単なる交通インフラを超えた、人々の想いが重なる場所です。
現在の影島は、断崖の上に広がるヒンヨウル文化村、地元の海鮮料理、路地裏に点在するカフェ、そして釜山市内でも屈指の海岸線の美しさで少しずつ注目を集めています。それでも、海雲台や広安里のような大規模観光地とは違い、訪れる外国人はまだ多くありません。だからこそ、今回のような釜山サウンドウォーキングツアーで訪れると、飾らない釜山の日常に出会えるのです。
サウンドウォーキングとは?
少し聞き慣れない言葉かもしれませんので、簡単に説明します。音楽を聴きながら歩くツアーでもなければ、ポッドキャストを聴くウォーキングでもありません。参加者にはフィールドレコーダーが1台とヘッドフォンが配られます。レコーダーにはマイクが内蔵されており、風切り音を防ぐためのフワフワしたウインドスクリーンが付いています。これを持って街を歩き、気になる音をそのまま録音しながらヘッドフォンで聴くというものです。

ふだんの耳で聴くのとはまったく異なる体験で、橋の手すりのきしみ、遠くの汽笛、カモメの声が壁に反響する様子まで、普段は意識の外にある音がひとつひとつ輪郭を持って聴こえてきます。操作もシンプルで、録音ボタンを押してヘッドフォンをかけるだけ。5分もあれば慣れます。
フィールドレコーダーとヘッドフォンを持って歩くと、実際にはどんな体験になるのか——こちらの映像でツアーの全体像をご覧いただけます。
影島大橋とユラリ広場——”聴く”練習から始まる

午前10時、南浦駅6番出口近くのユラリ広場に集合しました。ユラリ広場は影島大橋のたもとにある小さな水辺の広場で、普段はチャガルチ市場やロッテ百貨店へ向かう人たちが通り過ぎるだけの場所です。ここでサウンドキットを受け取り、使い方の説明を受けてからツアーが始まります。
最初の区間は、影島大橋を歩いて渡りながらの「チュートリアル」のような時間でした。わたしはレコーダーを欄干の外へ向けてみました。すると、橋の下を通るフェリーのエンジン音と、コンクリートの橋脚に当たる波の音がヘッドフォン越しにはっきりと分離して聴こえてきました。手すりに手を置いたときの微かな振動、背後を通り過ぎる自転車のベル——ふだんなら気にも留めない音に、ひとつひとつ輪郭が生まれる感覚は新鮮でした。

影島大橋の下に立って見上げると、鉄骨の隙間から空が切り取られ、すぐ横を漁船がゆっくりと通り過ぎていきます。かつてここで、家族の帰りを何ヶ月も待ち続けた人々がいた——その事実を知ってから眺めると、橋の下の空間が少し違って見えました。南浦洞の賑やかさと影島の静けさ、その境界に架かる橋。物理的にも、感情的にも、「渡る」ということの意味を感じる場所です。

このツアーがグループ体験として面白いのは、同じ道を歩いていても一人ひとりが録った音がまったく違うという点です。わたしは水の音に惹かれましたが、別の参加者は頭上を歩く歩行者の足音に集中していました。また別の方は、係留された船同士がぶつかるリズミカルな金属音を録音していました。あとで録音を聴き比べる時間がこの日一番盛り上がった瞬間のひとつでした。恋人や家族と参加するなら、お互いのヘッドフォンを交換して「相手が何を聴いていたか」を発見するのも、普通の観光にはない楽しみ方だと思います。

モモスコーヒー(₩6,800/約800円)——世界が認めた釜山ローカルの一杯
影島大橋を渡って最初に訪れたのは、モモスコーヒーの影島ロースタリーです。ここは単なるツアーの休憩スポットではなく、2026年のCoffee Fest Madridで「世界のベストコーヒーショップ100」の22位に選ばれた、釜山を代表するスペシャルティコーヒーのブランドです。2007年に釜山・温泉場(オンチョンジャン)で小さなテイクアウトスタンドとして始まり、2019年にはワールドバリスタチャンピオンを輩出して国際的な注目を集めました。影島のほかにも海雲台マリンシティや水営(スヨン)区に店舗がありますが、影島ロースタリーは焙煎所を兼ねた空間で、ブランドの原点に最も近い雰囲気を感じられます。
カフェラテを注文しました(₩6,800/約800円)。韓国のカフェとしては安い方ではありませんが、エスプレッソのコクと深みはチェーン店のものとは明らかに一線を画していました。モモスはハンドドリップで知られるお店なので、フィルターコーヒーがお好きな方にはそちらをおすすめします。

店内は満席で、テイクアウトで外に出ました。ヘッドフォンを付けたまま待つ時間も、録音としては意外と面白く——グラインダーの回転音、カップが置かれる音、バリスタがオーダー番号を呼ぶ声。その向こうから、道を挟んだ小さな漁港の音がかすかに混ざってくる。日常なら聞き流す音の重なりが、レコーダーを通すとひとつの風景画のように聴こえてくるのです。
蓬莱市場とAREA6——日常のなかの影島の音
モモスコーヒーを出て、蓬莱市場(ポンネシジャン)へ向かいました。観光客向けの市場ではなく、英語の看板もフォトジェニックなフードコートもありません。地元の住民が野菜や干物、日用品を買いに来る、生活のための市場です。日本の商店街に近い雰囲気と言えば、イメージが伝わるでしょうか。その飾らない日常感が、録音の素材としてはむしろ一番豊かでした。値段を呼びかける声、ビニール袋のガサガサという音、どこかの店の奥からトロット(1920年代から続く韓国のポピュラー音楽ジャンル)が流れてくる——音の層が重なって、この場所の空気がそのまま記録されていく感覚がありました。

市場の路地を歩いていると、三毛猫が一匹、わたしの横にふと並んで歩き始めました。騒がしさも、レコーダーを向けた見知らぬ人間も気にする様子はなく、一区画だけ同じペースで歩いて、すっと路地の奥に消えていきました。こういう予定にない瞬間に出会えるのが、この手のゆるやかなツアーの良さだと感じます。

市場の一角には三進(サムジン)オムクの本店がありました。70年以上の歴史を持つ釜山名物の練り物(オムク)ブランドで、影島がまさにその発祥の地です。
レコーダー越しに聴こえた揚げ物が油に入る「ジュッ」という音と、型に生地を押し込むリズミカルな音は、市場全体の低い活気に溶け込んでいました。釜山駅構内の支店とは雰囲気がまったく異なり、小さくて静かな本店は、ブランドが生まれた市場の空気ごと感じられる場所です。時間があれば、揚げたてをひとつつまんでみてください。
そのすぐ近くにはAREA6という新しい複合文化施設もありました。市場に隣接していた住宅6棟を活用して、ギャラリーやワークショップ、ショップを入れた三進食品のプロジェクトです。今回はゆっくり見る時間がありませんでしたが、次回改めて訪れたいと思える空間でした。

昼食はツアー参加費の₩50,000(約5,900円)に含まれており、影島にあるミシュラン認定のヴィーガンレストランで提供されました。レコーダーはここでも回していましたが、カトラリーが触れ合う音、小皿が一品ずつテーブルに置かれる音、厨房からガラス越しに聴こえるスタッフの会話——食事の時間さえも音の風景になるのだと気づかされます。ガイドがあらかじめ選んだお店なので、韓国語のメニューに悩む必要もありません。一人参加のわたしにとって、食事まで含まれているのは地味にありがたいポイントでした。なお、レストランは回によって変更される場合があります。
ヒンヨウル文化村と中里海岸——午後のハイライト
午後のコースで向かったのは、影島の西海岸にあるヒンヨウル文化村です。この日のなかで、視覚的にも感情的にも最も印象に残った場所でした。村の起源は朝鮮戦争時代にさかのぼります。避難民たちが、ほかに行き場がなく、急峻な海岸沿いの断崖に仮設の住居を建てたのが始まりです。「ヒンヨウル」は韓国語で「白い急流」を意味し、近くの蓬莱山から海へ流れ落ちる水が、遠くから見ると白い雪のように見えたことに由来しています。
長らく衰退していた集落ですが、2010年頃から住民主導の再生活動によって壁画や小さなギャラリー、個人経営のカフェが路地に少しずつ現れ、2013年の韓国映画『弁護人』のロケ地になったことで広く知られるようになりました。

レコーダーを回しながら細い路地を歩くと、音風景がめまぐるしく変わっていきます。不揃いな石段を踏む靴の音、カフェのドアが開いてふっと音楽が漏れる瞬間、そしてその奥に、崖の下から絶えず響いてくる波の音。白壁と海を背景に「韓国のサントリーニ」と呼ばれることもありますが、実際はもっと生活感があり、飾らない風景です。率直に言えば、以前訪れたときに感じた静かで少し物寂しい雰囲気は薄れていました。無許可のカフェが増え、もともと住んでいた住民やアーティストが離れていくジェントリフィケーション(商業化による住民流出)は、釜山市も課題として認識し、対策に取り組んでいるところです。美しい場所であることは変わりませんが、「隠れた名所」と呼ぶには少し正確さに欠けるかもしれません。
本来は村の下に続く絶影海岸散策路を歩く予定でしたが、工事中のため今回は立ち入れませんでした。ヒンヨウル海岸トンネルも同様です。それでも村の高台からは、岩壁に砕ける波の音がレコーダーにはっきり届いていました。観光客の話し声やバイクの排気音が混ざり合って、「静寂」とも「喧騒」とも言い切れない、独特の密度のある音風景が生まれていました。

海岸散策路が通れない代わりに、ガイドがすぐ近くの中里(チュンニ)海岸へ案内してくれました。これが、この日一番の録音スポットでした。村の人混みから離れると、海の音がまったくフィルターなしで届きます。波が砂利の上を転がる音、濡れた石を踏む足元の音、遠くの貨物船がかすかに鳴らす汽笛。10分ほど、何も録るつもりもなくただ立って聴いていました。5時間のツアーのなかで、最も静かで、最も心に残った時間です。

録った音を聴き合う時間——予想外に心に残ったこと
最後の立ち寄り先は、2軒目のカフェです。こちらもツアー参加費の₩50,000(約5,900円)に含まれており、ここでスピーカーを通して各自の録音を再生し、一日を振り返りました。

正直なところ、この時間はあまり期待していませんでした。輪になって感想を共有するのは、わたしの得意なことではありません。でも、実際にやってみると思いのほか面白かったのです。同じ道を同じ時間に歩いていたのに、一人ひとりが持ち帰った音がまるで違う。ある参加者は、蓬莱市場で練り物の屋台の金属トレイが落ちた瞬間の音を録っていて——その一瞬の「ガシャン」が、市場全体の活気をそのまま切り取っているようでした。別の方は、ヒンヨウル文化村の建物と建物の隙間を風が通り抜ける音だけを録っていました。他人の耳を通して同じ場所をもう一度体験する感覚は、写真を見せ合うのとはまた異なる深さがありました。
カフェやレストランの選定にもガイドの目利きが感じられました。単に近くて便利だから選んだのではなく、味も雰囲気も含めて「ここ」と決めている——そういう配慮は、個人で回るときには得られないものです。
₩50,000(約5,900円)の価値はあるか
₩50,000(約5,900円)で、5時間のガイド付き散策、影島を巡るコース設計、昼食1回、カフェ2回分の飲み物、サウンドキットのレンタル、そして移動シャトルが含まれています。釜山で普通に昼食とカフェ1軒を回るだけでも₩30,000〜40,000(約3,500〜4,700円)は軽くかかることを考えると、体験ツアーまで込みでこの価格はかなりお得だと感じます。
ただ、この釜山サウンドウォーキングツアーの本当の価値は、金額以上のところにあります。バスツアーのようにガイドがマイクで説明するのではなく、自分の耳で歩き、自分の感覚で釜山を受け取る。その「参加型」の設計が、5時間をまったく長く感じさせませんでした。
釜山海洋ヒーリングプログラムには、ビーチヨガ、オーシャンランニング、シンギングボウル瞑想、サンセットピラティスなど、ほかにもいくつかのウェルネス系プログラムがあり、春から秋にかけて開催されています。サウンドウォーキングツアーにはわたしが参加した影島コース(南浦→影島大橋→蓬莱市場→ヒンヨウル文化村→中里海岸)のほかに、アホプサン竹林と青沙浦を巡る東釜山コースもあります。海雲台周辺に滞在しているなら、そちらの方がアクセスしやすいかもしれません。
わたしは今回ひとりで参加しましたが、カップルや家族連れ、友人同士でも十分楽しめます。歩くペースはゆったりしていて体力的な負担も少なく、最後の感想共有の時間があるので、ひとり参加でも自然と他の参加者とのつながりが生まれます。
まとめ——影島で「聴いた」もの
この日、わたしが影島で録った音は、どれも特別なものではありませんでした。波、風、人の声、市場の喧騒、猫の足音、コーヒーグラインダーの回転音。どこにでもある、誰もが毎日聞き流している音ばかりです。
それなのに、ヘッドフォンを外して南浦駅に戻ったとき、街の聴こえ方が少しだけ変わっていました。信号機の音、雑踏のリズム、地下鉄の発車メロディ——いつもの音が、ほんの少しだけはっきりと、意味を持って聴こえてくる。そんな不思議な感覚が残りました。
影島は、一日ゆっくり過ごすだけで「海の都市・釜山」の魅力を静かに感じられる場所です。もしサウンドウォーキングツアーをきっかけにこの島に興味を持ったなら、もう少し足を延ばしてみるのもおすすめです。

影島大橋のたもとからは、カンガンイ芸術村へも歩いてすぐです。かつての造船所街がウォールアートやインスタレーションで彩られた散策コースで、今回のツアーの集合場所からそのまま足を延ばせます。

島の南側には、太宗寺という小さなお寺があります。大きな伽藍ではありませんが、40年以上かけて住職が育ててきた紫陽花の庭と、境内から見える海の景色が心を落ち着かせてくれます。ヒンヨウル文化村の賑やかさとは対照的な、静かな時間を過ごせる場所です。

宿泊するなら、グラチェホテルは影島の海岸線に面した部屋からオーシャンビューが楽しめるホテルです。海雲台に比べて宿泊費はぐっと抑えられるうえ、波の音を聴きながら目覚める朝は、サウンドウォーキングの余韻にぴったりです。

海の見える部屋よりも個性的な滞在を求めるなら、ハリ港のリリカルホテルも選択肢に入ります。客室にあるシネマルームと、以前の宿泊者が壁に残していった手書きのメモを読む時間が、この宿ならではの体験です。
釜山に来たら、一度は目を閉じて、耳だけで歩いてみてください。知らなかった街の音が、きっと聴こえてくるはずです。
よくある質問(FAQ)と参加のコツ:予約方法、持ち物、当日の注意点まとめ
釜山サウンドウォーキングツアーとは、どのようなプログラムですか?
釜山市が主催する「海洋ヒーリングプログラム」のひとつで、参加者にフィールドレコーダーとヘッドフォンが配られ、影島の街を歩きながら周囲の音を録音・体験するツアーです。影島コースでは南浦駅を出発し、影島大橋、モモスコーヒー、蓬莱市場、ヒンヨウル文化村、中里海岸を約5時間かけて巡ります。
参加費はいくらですか?何が含まれていますか?
参加費は₩50,000(約5,900円)です。この料金には、昼食1回(訪問日はミシュラン認定のヴィーガンレストランでした。レストランは回によって変更される場合があります)、カフェ1回分の飲み物、サウンドキット(フィールドレコーダー+ヘッドフォン)のレンタル、離れたスポット間の移動シャトルが含まれています。釜山で昼食とカフェ1軒を普通に利用するだけでも₩30,000〜40,000(約3,500〜4,700円)はかかるため、体験ツアー込みでこの価格はかなりお得です。
外国人でも予約できますか?
はい、予約サイトから予約可能です。サイトは韓国語表記のみですが、スマートフォンやパソコンのブラウザ翻訳機能を使えば手続きできます。韓国の電話番号や会員登録は不要で、非会員のまま予約を完了できます。釜山海洋ヒーリングプログラムは春から秋にかけて開催されています。
録音機材を使ったことがなくても参加できますか?
問題ありません。ツアー開始時にガイドがフィールドレコーダーとヘッドフォンの使い方を説明してくれます。操作はシンプルで、録音ボタンを押してヘッドフォンをかけて歩くだけです。ほとんどの参加者が5分以内に操作に慣れていました。音響の専門知識は一切不要です。
影島(ヨンド)はどんな場所ですか?
影島は釜山の中心部にある島で、4本の橋で本土とつながっています。繁華街の南浦洞からは徒歩で渡れる距離ですが、古い港町の雰囲気が色濃く残るエリアです。ヒンヨウル文化村、地元の海鮮料理、モモスコーヒーのロースタリー(2026年世界のベストコーヒーショップ22位)、そして釜山屈指の海岸景観が楽しめます。朝鮮戦争時代には、離ればなれになった家族が再会を約束する場所として影島大橋が知られていました。海雲台や広安里に比べて外国人観光客はまだ少なく、釜山のローカルな一面に触れやすい穴場です。
ひとりで参加しても楽しめますか?
はい、わたし自身ひとりで参加しましたが、終始充実した時間を過ごせました。最後のカフェでの感想共有の時間では、他の参加者と自然に会話が生まれ、ひとり参加でも孤立する感覚はありませんでした。もちろん、カップルや友人、家族と参加するのも楽しい体験になります。同じコースを歩いているのにそれぞれが録った音がまったく違うので、聴き比べる時間が盛り上がります。歩くペースもゆったりしていて、体力的な心配も不要です。
サウンドウォーキング以外にも釜山海洋ヒーリングプログラムはありますか?
はい。ビーチヨガ、サンセットピラティス、オーシャンランニング、シンギングボウル瞑想セッションなど、複数のウェルネスプログラムがあり、一部はヨット上で開催されるものもあります。サウンドウォーキングツアー自体にも2つのコースがあり、わたしが参加した影島コース(南浦、影島大橋、蓬莱市場、ヒンヨウル文化村、中里海岸)のほかに、アホプサン竹林と青沙浦を巡る東釜山コースがあります。日程や空き状況は予約サイトでご確認ください。
※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。