金海空港レストラン|出国前に食べた”最後の韓国メシ”と知っておきたい裏ワザ

ベトナム行きの深夜便まで、あと2時間ほど。チェックインを済ませたものの、機内食を予約する気にはなれませんでした。LCCで機内食が出ないケースも多いですし、仮にあったとしても狭い座席で隣の人に気を遣いながら食べるのは正直しんどいものです。それなら出国前に空港でしっかり食べておこうと思い、金海空港の国際線ターミナル3階にあるフードコート「プレイティング(PLE:EATING)」に立ち寄りました。

金海国際空港(IATA:PUS)は、釜山の西端・江西区(カンソグ)に位置する韓国第2の国際空港です。福岡から約1時間、大阪(関空)から約2時間と、日本からのアクセスが良く、特にLCC利用の釜山旅行ではおなじみの空港ではないでしょうか。ただ、仁川空港と比べるとかなりコンパクトで、飲食店の数も限られています。だからこそ、どこで何が食べられるかを事前に知っておくと、出国前の時間を無駄なく過ごせます。

【基本情報】金海空港のフードコート「プレイティング」の場所・営業時間・メニュー

項目詳細
店名プレイティング(PLE:EATING)金海空港国際線店
場所金海国際空港 国際線ターミナル3階(保安検査前)
住所釜山広域市 江西区 空港進入路108
営業時間毎日 06:00〜21:00(ラストオーダー 20:30)
形式セルフサービス式フードコート(タッチパネル券売機で注文)
支払いクレジットカード・デビットカード対応(現金はカウンターで対応)
座席自由席・広々としたオープンスペース

このお店を選んだ理由

プレイティングは、3つの異なるジャンルの厨房が1つのフードコートに集まった構成になっています。保安検査の手前(制限エリアの外)にあるため、出国する本人だけでなく、見送りに来た方も一緒に食事ができるのが大きなポイントです。

今回は1週間のベトナム出張を控えていたので、しばらく韓国料理が食べられなくなる前に「ちゃんとした韓国の一食」を空港で食べておきたかったのです。一人でも気兼ねなく入れるフードコート形式で、家族連れなら別々のメニューを注文して同じテーブルで食べられる。席数も余裕があり、注文から受け取りまでのスピードも速い。出発前の限られた時間でも落ち着いて食べられる場所でした。

注文の流れ

金海空港プレイティングのタッチパネル券売機で注文する旅行者たち

注文の仕組みはシンプルです。券売機(キオスク)は日本語に対応していますので、韓国語が読めなくても問題ありません。英語・中国語・ベトナム語にも対応しており、写真付きメニューで選べるので安心です。

ステップ1:大きな荷物を預ける

金海空港プレイティング入口横のスーツケース・荷物置き場

入口のすぐ横に、スーツケースやベビーカーを置ける専用スペースがあります。大きな荷物をテーブルまで持ち込む必要がないので、身軽に食事を楽しめます。

ステップ2:券売機で注文・決済

入口付近に並んだタッチパネル式の券売機で、写真を見ながらメニューを選び、カードで決済します。注文が完了すると、呼び出しブザー(振動で知らせてくれる小さな端末)とレシートを受け取ります。あとは空いている席に座って待つだけです。

現金で支払いたい場合は、有人カウンターで注文することもできます。

ステップ3:料理を受け取る

金海空港プレイティングの料理受取カウンター、給水機、食器返却台

ブザーが振動したら、受取カウンターでトレーを受け取ります。箸・スプーン・取り皿はカウンター横のセルフサービス台に置いてありますので、忘れずに持っていきましょう。お水も右側にあるウォーターサーバーでセルフです。

食事を終えたら、給水機の隣にある返却台にトレーと食器を戻します。

金海空港プレイティングのGoogleレビュー特典QRコードと注文票

ちょっとしたお得情報: 訪問時、注文カウンター付近に掲示されたQRコードからGoogleレビューを投稿し、スタッフに画面を見せると、ペプシ・サイダー(韓国ではレモンライム風味のノンアルコール炭酸飲料のことをこう呼びます。日本でいう三ツ矢サイダーのような味わいです)・ミネラルウォーターの中から1本もらえるイベントが実施されていました。

メニューと価格

金海空港プレイティングのメニュー看板全体(韓国料理・軽食・中華の3カテゴリー)

プレイティングには3つの厨房が入っています。韓国料理・韓国式軽食(ブンシク)・韓国式中華の3ジャンルで、一緒に来た人とそれぞれ違うものを頼んでも同じテーブルで食べられるのがフードコートの良いところです。

ビョルミガ(別味家)── 韓国の定食・チゲ類

ビョルミガは韓国の家庭的な定食を提供するカウンターです。すべてのメニューが**パンサン(韓定食スタイル)**で提供され、ごはん・スープ・キムチや漬物などの副菜(パンチャン)がトレーにまとめて乗って出てきます。日本の定食に近いイメージです。

メニュー価格(ウォン)価格(円換算)
豚キムチチゲ ⭐ ── 豚バラとキムチの辛口スープ₩11,500約1,353円
海鮮スンドゥブチゲ ── やわらかい純豆腐と海鮮の辛口スープ₩12,000約1,412円
牛バラ肉のテンジャンチゲ ── 韓国味噌(テンジャン)ベースのスープ₩12,000約1,412円
ユッケジャン ── 牛肉と野菜の激辛スープ(韓国版の辛口肉吸い)₩12,000約1,412円
石焼ビビンバ ⭐ ── 熱々の石鍋で提供される混ぜごはん₩12,000約1,412円
チェユクトッパプ ── 豚肉のピリ辛炒めをごはんに乗せた丼もの₩11,500約1,353円
懐かしのワントンカツ ⭐ ── 薄く大きく伸ばした韓国式豚カツ₩13,500約1,588円

⭐ = メニュー看板に「ベスト」表記あり

キョンソンブンシク(京城粉食)── 韓国の軽食

「ブンシク」とは韓国語で「粉もの」を意味し、トッポッキ(甘辛い餅炒め)やキンパ(韓国式海苔巻き・日本の太巻きに似ていますが酢飯ではなくごま油風味のごはんが特徴)など、カジュアルな軽食を指します。

メニュー価格(ウォン)価格(円換算)
ツナマヨトッピングキンパ ── ツナマヨネーズ乗せの海苔巻き₩7,500約882円
チョルミョントッポッキ(土鍋)── もちもち麺入りの甘辛トッポッキ₩8,500約1,000円
チーズチョルミョントッポッキ ── 上にとろけるチーズをトッピング₩9,500約1,118円
卵ラーメン+ツナキンパセット₩13,500約1,588円
チョルミョントッポッキ+ツナキンパセット₩15,500約1,824円
うどん+ツナキンパセット₩15,500約1,824円

ティエンル(T&Lu)── 韓国式中華

韓国には独自に発展した「韓国式中華料理」という食文化があります。日本でいう「町中華」に近い存在で、見た目は中華風ですが味付けは韓国独特のものです。

メニュー価格(ウォン)価格(円換算)
ジャジャンミョン ── 黒い甘味噌ソースの麺
(韓国の国民的B級グルメ)
₩9,500約1,118円
チャンポン ── ピリ辛の海鮮スープ麺
(日本の長崎ちゃんぽんとは別物)
₩11,000約1,294円
海鮮チャーハン₩11,000約1,294円
焼き餃子盛り合わせ
(クンマンドゥ)
₩8,000約941円
タンスユク ── 韓国式酢豚
(カリカリ衣に甘酢あんかけ)
₩14,000約1,647円

※価格は1円≒8.5ウォンで換算(2026年9月時点)。為替レートにより変動する場合があります。

ほとんどのメニューが₩8,000〜₩14,000(約941〜1,647円)の価格帯に収まっています。空港内の飲食店としては比較的良心的な価格で、日本の成田空港や関西空港のフードコートで食べるのとほぼ変わらないか、むしろ少し安い印象です。

実際に食べてみた

ビョルミガから2品を選びました。懐かしのワントンカツ(₩13,500/約1,588円)と海鮮スンドゥブチゲのパンサン(定食)(₩12,000/約1,412円)です。

券売機で注文を済ませて席に着くと、ブザーが鳴るまでおよそ7〜8分。空港のフードコートでこのスピードなら十分早いのではないでしょうか。搭乗時間が気になっている状態で「まだかな…」と待たされるのはストレスですが、そこは心配いりませんでした。

金海空港プレイティングで注文した懐かしのワントンカツと海鮮スンドゥブチゲ定食

懐かしのワントンカツ(韓国式トンカツ)

金海空港プレイティングの懐かしのワントンカツ(韓国式トンカツ)接写

韓国式のトンカツ(トンカス)は、日本のとんかつとはかなり趣が異なります。日本のとんかつは厚切りの肉にパン粉をつけてサクッと揚げますが、韓国式は薄く大きく叩き伸ばした豚肉に細かい衣をつけて揚げるスタイルで、皿からはみ出すほどのサイズ感があります。上にはデミグラス風の甘いソースがかかり、キャベツサラダ、うどん風味のあっさりしたスープ、ごはん、そしてタンムジ(たくあんのような黄色い甘酢漬け大根。韓国の食堂ではほぼ必ず出てくる定番の付け合わせ)が添えられます。

金海空港プレイティングの懐かしのワントンカツ(ソース・キャベツサラダ・スープ・ごはん付き)

カツは薄いのにしっかりカリッとしていて、中の肉もパサつきはありませんでした。日本のとんかつとは方向性が違いますが、これはこれでしっかり美味しいのです。衣のサクサク感と甘めのソースの組み合わせは、どこか懐かしい洋食屋さんの雰囲気を感じます。

お子さま連れの方には特におすすめです。辛くなく、食べ慣れた味に近く、切り分けやすいので小さなお子さんでも食べやすいメニューです。

海鮮スンドゥブチゲ定食

金海空港プレイティングの海鮮スンドゥブチゲ定食(副菜・トッカルビ付き)

スンドゥブチゲは、固まりきっていない極めてやわらかい豆腐(日本のおぼろ豆腐に近い食感です)を、唐辛子ベースのピリ辛スープであさり・イカなどの海鮮と一緒に煮込んだ鍋料理です。テーブルに届いたときもまだグツグツと煮立っていました。

金海空港プレイティングの海鮮スンドゥブチゲをスプーンですくう瞬間

定食スタイル(パンサン)なので、キムチ・漬物・ナムルなどの副菜がトレーに並びます。そしてこの定食にはトッカルビ(ひき肉を丸く成形して焼いた韓国式ハンバーグのようなもの。日本のハンバーグより薄く、しっかりした味付けが特徴)も1枚ついていました。辛いものが苦手なお子さんがいる場合、このトッカルビだけ白ごはんに乗せてあげれば、立派な子ども用のミニ定食になります。

金海空港プレイティングのスンドゥブチゲ定食に付くトッカルビをごはんに乗せた様子

チゲ自体の辛さは「しっかり辛いけれど、辛すぎて食べられないほどではない」程度。豆腐はとろけるようにやわらかく、海鮮の出汁がスープ全体に染みていました。トンカツと一緒に頼んだことで、サクサクのカツとアツアツの辛口スープという最高の組み合わせになりました。

正直な感想

プレイティングの料理は、**「空港のフードコートとしては十分美味しい」**というのが率直な評価です。わざわざ市内から食べに来るレベルではありませんが、チゲの味付けはしっかりしていますし、カツもきちんと揚げたてでした。日本の空港フードコートと比べても遜色のない水準です。

むしろ、このお店の本当の良さは料理そのものよりも利便性にあります。注文から受け取りまでが早い、席が広い、一人でも気まずくない、家族連れでもそれぞれ好きなものを頼める。出発前の限られた時間で「ちゃんとした韓国の一食」を食べたいなら、ここを選んでおけば間違いはありません。

空港内のその他の飲食店

プレイティング以外にも、金海空港の国際線ターミナルにはいくつかの飲食店があります。保安検査の前後で分けて整理しました。確認できた価格のみ掲載しています。

保安検査前(一般エリア)

階店名種類営業時間価格帯
1FCU
(コンビニ)
キンパ・おにぎり・飲料・日用品06:00〜22:00一般的なコンビニ価格
1Fモリシャスブラウンカフェ
(ミルクティー専門)
06:00〜21:30店舗確認
1Fナドリ
(百年家ゲ)
麺類
(チョルミョン・うどん・トンカツ)
06:00〜22:00₩10,000〜₩14,500
(約1,176〜1,706円)
1Fヨゴプレッソカフェ
(ヨーグルトドリンク専門)
06:00〜21:00店舗確認
1Fアデラ7ベーカリー
(パン・焼き菓子)
06:00〜20:30店舗確認
2Fトゥレジュール韓国のベーカリーチェーン
(パン・ケーキ・コーヒー)
05:30〜21:00店舗確認
2Fヌガ薬局薬局
(酔い止め・常備薬・旅行用品)
05:30〜20:30ー
2F人生4カットプリクラ
(韓国式フォトブース)
05:30〜23:00店舗確認
2Fダンキンドーナツドーナツ・コーヒー
(ドーナツは機内持ち込み可)
05:30〜21:30店舗確認
3Fイディヤコーヒー空港内最大のカフェ
(ドリンク種類豊富・トイレ近く)
05:30〜20:30店舗確認
3Fミョンガエトゥル
(名家の庭)
韓定食
(プルコギ=焼き肉定食、ポッサム=ゆで豚の葉包み)
06:00〜21:30₩11,000〜₩16,000
(約1,294〜1,882円)
3Fロッテリア韓国のファストフード
(バーガーは機内持ち込み可、飲料は不可)
06:00〜21:00₩4,500〜₩9,300
(約529〜1,094円)
3Fヒョジャコムタン
(孝子コムタン)
コムタン
(牛骨をじっくり煮込んだ白濁スープ。あっさりした味わいが特徴)
06:00〜21:00₩12,500〜
(約1,471円〜)
3Fプレイティングフードコート
(上記参照)
06:00〜21:00₩7,500〜₩15,500
(約882〜1,824円)

保安検査後(制限エリア)

保安検査を通過すると、選択肢はかなり減ります。しっかり食事をしたい方は、検査前に済ませておくのがおすすめです。

場所店名種類営業時間価格帯
出国フロアプラボ6エアレールフードコート
(ブンシク・寿司・トンカツ。レールで料理が届くユニークな仕組み)
06:00〜21:00店舗確認
出国フロアハンワダム ソバン韓国料理
(韓牛=韓国産ブランド牛を使ったスープや麺)
06:00〜21:00₩14,000〜
(約1,647円〜)
エアプサン搭乗口付近Kラーメンバー韓国・日本式ラーメン、おにぎり、餃子06:00〜21:00₩11,000〜
(約1,294円〜)
中央CU
(コンビニ)
キンパ・サンドイッチ・飲料
(セルフレジで回転が速い)
06:00〜最終便まで一般的なコンビニ価格
左側エンジェリナスコーヒーカフェ
(コーヒー・サンドイッチ・軽食)
店舗確認店舗確認
右側トゥーサムプレイスカフェ
(コーヒー・ケーキ・サンドイッチ)
店舗確認店舗確認
3F
(エスカレーターで上へ)
ハイネケンラウンジバー生ビール・ソーセージセット・コーヒー・キッズドリンク
(穴場・空いている)
店舗確認₩8,800〜
(約1,035円〜)

※確認できた価格は上記メニュー表と同じ換算基準で円換算しています。「店舗確認」は韓国の一般的なチェーン価格帯ですので、正確な金額は現地でご確認ください。

穴場情報: 制限エリア内のエスカレーターで3階に上がると、ハイネケンラウンジバーがあります。ラウンジという名前ですが、搭乗券さえあれば誰でも利用可能で、会員資格や追加料金は不要です。生ビール₩8,800(約1,035円)のほか、コーヒーやジュース、お子さま向けの牛乳なども提供しています。すぐ隣には小さなキッズスペースと休憩スペースもあり、早朝便や深夜便を待つ際にはかなり重宝します。ほとんどの旅行者がこのフロアの存在を知らないため、下のフロアが混雑していてもここは比較的静かです。

知っておくと便利な裏ワザ

金海空港は日本人旅行者にとって身近な空港ですが、意外と知られていない情報がいくつかあります。実際に何度も利用してきた経験から、役立つ情報をまとめました。

早朝の出国ラッシュを回避する「第2出国ゲート」

金海空港は早朝便が集中する時間帯(おおむね6〜9時台)にかなり混雑します。特にLCCの便が重なると、メインの第1出国ゲートに長い列ができることも珍しくありません。

あまり知られていませんが、同じ建物内に第2出国ゲートがあります。搭乗手続きのD区域へ進むと利用できます。

項目詳細
場所国際線ターミナル内・搭乗手続きD区域
運営時間05:40〜10:00(最終入場 09:50)
運営形態部分運営(早朝〜午前のみ)
注意優先検査対象の旅客(ファーストクラス・ビジネスクラス等)は第1出国ゲートをご利用ください

朝の混雑時、第1出国ゲートの行列を見て焦った経験がある方は、ぜひ覚えておいてください。また、チェックインカウンターも混雑している場合は、セルフチェックイン機が設置されていますので、そちらを利用するとかなり時間を短縮できます。

両替の落とし穴と代替手段

金海空港内で両替ができる銀行は、長年釜山銀行の1か所のみでした。しかし、この釜山銀行は2026年10月に空港との契約が終了する予定です。10月以降に訪問される方は、空港内で両替ができなくなっている可能性がありますのでご注意ください。

その場合の代替手段として、空港のすぐ近くにある金海空港軽電鉄(ライトレール)の1階に「マネーボックス金海空港支店」があります。

項目詳細
店名マネーボックス 金海空港支店
場所金海空港軽電鉄駅 1階
営業時間毎日 06:00〜21:00
対面窓口現金のみ対応(カードでの両替は不可)
24時間無人機営業時間外でも利用可能(外貨の販売のみ対応)

事前に両替を済ませていない場合でも、慌てる必要はありません。空港ターミナルからライトレールの駅までは徒歩数分の距離です。

まとめ

金海国際空港ターミナルの外観と出発する旅行者たち

釜山での旅を振り返ると、思い出すのは街の匂いや、路地裏の空気感だったりします。西面(ソミョン)の焼肉通りで煙に巻かれながら食べたサムギョプサル、海雲台(ヘウンデ)の海沿いで飲んだ缶ビール、甘川(カムチョン)文化村の坂道で汗を拭いた午後。どれも特別な瞬間ではないけれど、じわじわと記憶に残るものばかりです。

プレイティングで食べた最後のスンドゥブチゲは、そんな旅の締めくくりとしてちょうど良い一杯でした。格別に美味しかったわけではないけれど、出国前の慌ただしい時間に、ちゃんと座って、温かいものをすすって、「ああ、いい旅だったな」と思えたこと。それだけで十分だったのです。

そんな旅の余韻に浸りながら、今回の韓国旅で足を踏み入れた場所をいくつか思い返してみます。

夕暮れ時の海雲台の景色を撮影する観光客たち(釜山エックスザスカイ内)

この旅では、海雲台エリアにあるエックスザスカイの100階展望台で、昼から夜にかけて街の色が変わっていく3時間をぼんやり過ごしました。窓の外で釜山の街がゆっくりと青から橙に、そしてネオンに染まっていく光景は、展望台という場所を忘れるほど静かな時間でした。

松島ケーブルカーの車内から見た松島海水浴場と南港大橋のパノラマ風景(釜山)

海沿いに足を延ばすなら、松島ケーブルカーもおすすめです。松島海水浴場とアムナム公園の間を海の上で結ぶこのケーブルカーは、乗っただけで帰ってしまうにはもったいない場所でした。

国際市場の狭い路地に並ぶ店舗

フードコートでブザーを待ちながら、ふと国際市場のことを思い出しました。朝鮮戦争後の闇市から始まったとされる70年の歴史を持つこの市場を、何度も素通りしてきたのですが、今回初めてちゃんと歩いてみて、観光客向けの屋台の奥に広がる日用品店や布地屋の通りに、この街の生活感を見た気がしたのです。

広安里Wホテルの窓辺に置かれたドライフルーツティーと陶器カップ、窓の外には広安里ビーチと広安大橋

そして、前日の夜に泊まった広安里のWホテルのこと。₩112,000(約13,176円)で広安大橋を正面に見ながら眠った一夜は、何度も「これ、スクリーンセーバーじゃないよな」と確認したくなるような景色でした。

星の王子さまオブジェ 甘川文化村 メインスポット

出発までまだ1日あるなら、パステルカラーの路地が続く甘川文化村も回ってみてください。8つのフォトスポットと2つの展望台を実際に歩いて比べてみると、ガイドブックの写真とはまた違った発見があります。

旅の終わりには、少しだけ名残惜しい気持ちが残るくらいがちょうど良いのかもしれません。数ある金海空港のレストランの中でも、プレイティングは気負わず立ち寄れる場所として、次の釜山旅行でもまた訪れたいと思います。

【金海空港の完全ガイド】レストラン選び・混雑対策・知ってお得な裏ワザまとめ

金海空港の国際線ターミナルにはどんな飲食店がありますか?

保安検査前の3階には、フードコート「プレイティング」(韓国料理・軽食・韓国式中華の3ジャンル、₩7,500〜₩15,500/約882〜1,824円)のほか、ミョンガエトゥル(韓定食、₩11,000〜₩16,000/約1,294〜1,882円)、ヒョジャコムタン(牛骨スープ定食、₩12,500〜/約1,471円〜)、ロッテリア(韓国式ファストフード、₩4,500〜₩9,300/約529〜1,094円)があります。2階にはダンキンドーナツやトゥレジュール(ベーカリー)、1階にはCUコンビニやカフェがあります。保安検査後の制限エリアには、ハンワダムソバン(韓牛スープ、₩14,000〜/約1,647円〜)、Kラーメンバー(₩11,000〜/約1,294円〜)、フードコート、カフェ2店、CUコンビニ、そして3階にハイネケンラウンジバー(₩8,800〜/約1,035円〜)があります。

金海空港で食事をするといくらくらいかかりますか?

プレイティングのフードコートでは、単品のキンパ(韓国式海苔巻き)₩7,500(約882円)から、懐かしのワントンカツ₩13,500(約1,588円)、各種チゲ定食₩11,500〜₩12,000(約1,353〜1,412円)まで、₩8,000〜₩14,000(約941〜1,647円)の範囲にほとんどのメニューが収まります。日本の空港フードコートで食事するのと同じか、少し安い程度の価格帯です。
(※価格は1円≒8.5ウォンで換算。2026年9月時点。為替レートにより変動する場合があります。)

保安検査の前と後、どちらで食事をするのがおすすめですか?

保安検査前(一般エリア)で食べることを強くおすすめします。金海空港の飲食店の大半は保安検査前の3階に集中しており、プレイティング、ミョンガエトゥル、ヒョジャコムタン、ロッテリアなど、搭乗券がなくても利用できます。見送りの方と一緒に食事できるのも利点です。保安検査を通過すると、選択肢はかなり限られ、しっかり座って食べられる店はわずかしか残りません。

プレイティング(PLE:EATING)とはどんなお店ですか?

プレイティングは金海空港の国際線ターミナル3階(保安検査前)にあるセルフサービス式フードコートです。ビョルミガ(韓国の定食・チゲ類)、キョンソンブンシク(トッポッキやキンパなどの軽食)、ティエンル(韓国式中華)の3つの厨房が入っています。タッチパネル式の券売機は日本語にも対応しており、カードで決済後、呼び出しブザーを受け取り、7〜10分ほどで料理を受け取れます。入口に荷物置き場があり、席も広々としています。営業時間は毎日06:00〜21:00(ラストオーダー20:30)、価格帯は₩7,500〜₩15,500(約882〜1,824円)です。

金海空港に子ども向けのメニューはありますか?

プレイティングの懐かしのワントンカツ(₩13,500/約1,588円)は、辛くない韓国式トンカツで、小さなお子さんでも食べやすいメニューです。また、海鮮スンドゥブチゲ定食(₩12,000/約1,412円)にはトッカルビ(韓国式ハンバーグ。ひき肉を丸く成形して焼いたもの)がセットでついてくるため、白ごはんの上に乗せればお子さん用のミニ定食になります。キョンソンブンシクの卵ラーメン+ツナキンパセット(₩13,500/約1,588円)も辛くない組み合わせです。プレイティング以外では、ロッテリアのバーガー(₩4,500〜/約529円〜)やダンキンドーナツ(ドーナツは機内持ち込み可)もお子さん向きです。制限エリア内の3階にはハイネケンラウンジバー横に小さなキッズスペースもあります。

金海空港のレストランは何時から何時まで営業していますか?

ほとんどの飲食店が朝5〜6時台にオープンします。プレイティングは06:00オープン(ラストオーダー20:30、閉店21:00)。トゥレジュールは05:30、ダンキンドーナツとイディヤコーヒーは05:30と最も早い開店時間です。制限エリア内のCUコンビニは最終便の運航終了まで営業しています。ほとんどの飲食店は21:00〜21:30に閉まりますので、夜21時以降に出発する便をご利用の場合は、それまでに食事を済ませておくか、コンビニやカフェのサンドイッチ・キンパで対応する形になります。

金海空港での両替はどこでできますか?2026年10月以降は注意が必要と聞きましたが?

金海空港内で両替ができる銀行はこれまで釜山銀行の1か所のみでしたが、2026年10月に空港との契約が終了予定のため、それ以降は空港内での銀行両替ができなくなる可能性があります。代替手段として、金海空港軽電鉄(ライトレール)駅の1階にある「マネーボックス金海空港支店」があります。営業時間は毎日06:00〜21:00で、対面窓口での両替は現金のみ対応(カード不可)です。営業時間外でも24時間利用可能な無人両替機が設置されており、こちらは外貨の販売(ウォンから外貨への交換)に対応しています。空港ターミナルからライトレール駅までは徒歩数分の距離ですので、到着後に慌てずに対応できます。

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