国立慶州博物館の歩き方|雨の土曜日、閉館間際に出会った新羅千年の黄金

天馬塚出土の金製鳥翼形冠飾り(国立慶州博物館 新羅歴史館 第2室)

土曜日の午後5時を過ぎていました。外は雨。慶州の屋外スポットを巡る予定はすべて流れ、入場料のかかる観光地を回り続けた後の疲れもあり、正直なところ「今日はもう終わりかな」と思っていました。そのとき頭に浮かんだのが、国立慶州 … 続きを読む

外はふわふわ、中はカリッ。白いバンズに驚いた釜山・松亭のバオバーガー

バオバーガーで注文したオリジナルバオバーガーとトリプルチーズバーガーのセット

松亭海水浴場のすぐ裏手の路地を歩いていると、木の看板が目に留まりました。「白いパンがおいしいバオバーガー」と書かれた、手作り感のあるその看板に引き寄せられるようにして入ったのが、松亭バオバーガーとの出会いです。韓国の住宅 … 続きを読む

日本生まれの寒天が、韓国の山里で静かに息づいていた。密陽寒天博物館を歩く

密陽寒天博物館に展示された寒天製造工程のミニチュアジオラマ

寒天といえば、日本の食卓ではごく身近な存在です。ところてん、羊羹、みつ豆、ゼリー寄せ。海藻を煮て凍らせて乾かすという、自然の力に頼った製法もどこか懐かしい響きがあります。ところがその寒天をテーマにした博物館が、日本ではな … 続きを読む

400年前の激戦地は、いま風の通る公園だった。晋州城と矗石楼、南江を見下ろす昼と夜の散歩

ライトアップされた夜の晋州城の城壁

文禄・慶長の役の激戦地として名が残る晋州城。教科書で読んだその場所に実際に足を運んでみると、想像していたものとはまったく違う空気が待っていました。城壁に沿って歩けば南江が一望でき、木漏れ日の差す散歩道にはベンチが点在し、 … 続きを読む

毎年この味に会いに行く。140年の歴史が息づく晋州中央市場と、私が足を運び続ける2つの理由

午後の晋州中央市場の通路を歩く商人たちの姿

釜山からバスに揺られること約90分。観光客で賑わうソウルや釜山とはまったく異なる空気が流れる小さな都市に、私は毎年足を運んでいます。目的はいつも同じ、晋州中央市場で出会った2つの味に再会するためです。派手な看板もSNS映 … 続きを読む

子どもと晋陽湖動物園に行ったけれど、湖のほとりに座っていたほうがよかった — 晋州・晋陽湖公園の記録

晋州・晋陽湖動物園の入口

思いつきの晋州(チンジュ)旅行でした。もともとは市場を少し見て帰るだけのつもりでしたが、子どもと一緒に行ける場所を探しているうちに「晋陽湖公園(チニャンホコンウォン)」という名前が目に留まりました。動物園と展望台と散策路 … 続きを読む

大邱・リアンの焼きうどんを7年ぶりに食べに行った。駐車場が見つからなくても、また来てしまう店

大邱リアンのタンスユクと焼きうどんがテーブルに並んだ様子

7年前に初めてリアンを訪れたのは日曜日のことでした。行列は長く、駐車場は見つからず、ようやく席に着いたときにはかなり疲れていた記憶があります。それでも今回、木曜日の昼に友人2人と車で再び大邱まで来てしまいました。駐車場の … 続きを読む

密陽・嶺南楼で靴を脱いで国宝の床に座る。風と川と、思いがけないアリランの時間

密陽・嶺南楼で演奏される密陽アリランの生演奏

釜山から電車に揺られて40分ほど。車窓の景色が都市の喧騒からのどかな田園に変わり始めた頃、密陽(ミリャン)駅に到着しました。改札を出ると、目の前に広がるのは高層ビルではなく、山並みと静かな空気。韓国の地方都市には、ソウル … 続きを読む

ドラマのために建てられた教会で、本物の日の出を見た朝のこと

元日の早朝に撮影した釜山・機張の竹城聖堂

元日の早朝、まだ暗い空の下で、崖の上に白い教会が立っていました。赤い屋根の尖塔だけがかすかに見えていて、周囲にはすでに三脚を構えたカメラマンたちが並んでいました。やがて東の水平線から光が差し始め、尖塔の背後の空がオレンジ … 続きを読む

「1時間で回れます」と書いてあったのに、気づけば2時間。釜山の山奥で出会った400年の竹林の話

アホプサンの森の竹林を歩く観光客と左右に密生する竹

釜山といえば、まず海を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。私もそうでした。けれど、海沿いの街から車で40分ほど山の奥へ入ったところに、空が見えなくなるほど密生した竹林が広がっていたのです。アホプサンの森(アホッ山 … 続きを読む