水の中に沈む螺鈿漆器と16万枚の大蔵経 ― 通度寺・西雲庵で出会った静かな驚き

蔵経閣内部の狭い廊下に天井まで積まれた陶磁大蔵経の板(西雲庵)

通度寺(トンドサ)には何度も足を運んでいるのに、その奥の山中に19もの庵(小さな寺院)が点在していることを、私はずっと知らないままでした。ある日、夫が「変わったお寺を見つけた」と言うので調べてみると、場所はユネスコ世界文 … 続きを読む

釜山・広安里のベーカリーカフェで、選んだジャンボンブールがそのままブランチセットに変わった話

BBプレートブランチセット りんごブリーチーズジャンボンブールとスープサラダヨーグルトドリンク付き

広安里ビーチから一本裏の通りを歩いていたとき、焼きたてのパンの香りに引き寄せられて足を止めました。看板には「House of Bread BB」と書かれていて、ガラス越しに見えたのは、ずらりと並んだバゲットやケーキ、そし … 続きを読む

釜山育ちの夫が不思議がった——友人と訪ねた当甘洞の穴場テジクッパ店ソンジョンムンの話

釜山・釜山鎮区・当甘洞の住宅街にあるソンジョンムン テジクッパの外観

釜山に遊びに来た友人を迎えて、旅の最初の一食をどこにしようかと考えていたときのことです。「釜山テジクッパから始めたい」と夫に伝えると、釜山生まれ釜山育ちの彼はこう返しました。「なんでわざわざ食べに行くの?」と。 テジクッ … 続きを読む

B&C製菓 釜山駅店|列車に乗る前に立ち寄りたい、創業40年の釜山三大パン屋

釜山駅KTX2階にあるB&C製菓釜山駅店の外観ト

釜山旅行の最後、KTXや高速船の出発時刻まであと少し時間がある——そんなとき、釜山駅の2階を歩いていると、ふわりと焼きたてのパンの香りが漂ってきます。その正体が、B&C製菓の釜山駅店です。1983年に南浦洞で創業 … 続きを読む

釜山からKTXでひと駅。密陽の韓屋カフェで、星の名前がついたお茶を飲む

密陽 韓屋カフェ ビョンヌイで注文したピーチウーロンと日月潭紅茶

英語の看板はありませんでした。行列もなく、SNS用の撮影機材を構える人の姿もありません。ビョンヌイという密陽の韓屋カフェの門をくぐったとき、聞こえてきたのは軒先に吊るされた小さな陶器の風鈴――プンギョンと呼ばれる韓国の伝 … 続きを読む

韓国の寿司ビュッフェ「クウクウ」で約2,700円食べ放題|韓国人に人気のチェーンを実食レビュー

クウクウで取り分けた寿司の盛り合わせプレート

韓国旅行中、同行者と食事の行き先を決めるのに苦労した経験はありませんか。焼肉、チゲ、冷麺——選択肢が多すぎてなかなかまとまらない。そんなとき、「寿司ビュッフェチェーン」という韓国ならではのジャンルがあることを知りました。 … 続きを読む

馬の病院も厩舎も歩ける——₩2,000(約210円)のバスツアーで子どもと巡った、レッツランパーク釜山の裏側

レッツランパーク釜山の乗用馬舎で間近に見る競走馬

釜山で子どもと何をしようか調べていたとき、偶然見つけたのがレッツランパーク釜山という場所でした。「競馬場?」と少し身構えるかもしれませんが、実際に足を運んでみると、馬をテーマにした広大な公園で、家族連れが一日ゆっくり過ご … 続きを読む

夜の釜山スパランドで過ごした3時間──13種のサウナを巡り、足湯に浸かり、ヤンモリを被った話

スパランド センタムシティ1階の屋外足湯施設。天然鉱泉水を使った露天の足湯

8月の終わり、友人と釜山を1日まるごと歩き回った夜のことです。もうそろそろ宿に戻ろうかという時間帯に、「最後にスパランド寄っていかない?」という一言で予定が変わりました。到着したのは20時少し前。約3時間後、ふやけた指先 … 続きを読む

慶州城東市場を食べ歩いて|ごぼうキンパ、韓食ビュッフェ、夫が目当てにした辛いスンデの話

慶州城東市場のアーケード内を歩く地元住民と観光客

慶州旅行のさなか、夫がずっと前から気になっていた食べ物の店があると言い出しました。「慶州城東市場に絶対行きたい」と。普段はあまり主張しない人なので、ここまで言うなら何かあるのだろうと思い、そのまま向かうことにしました。私 … 続きを読む

フラッシュバック鶏林|慶州の雨の日に出会った、新羅神話を光で歩く13の空間

フラッシュバック鶏林の居西干の空間に映し出された馬の映像

慶州の観光名所は、そのほとんどが屋外にあります。仏国寺も瞻星台も大陵苑も、晴れた春や秋なら文句なしですが、真夏の猛暑や梅雨の雨の中を歩くとなると、途端にハードルが上がります。今回の旅でもまさにその壁にぶつかりました。室内 … 続きを読む